音楽

心理学総合

言葉・意味と創造のあいだで揺れる人間存在

今年は九州へ旅に行きました。(新燃岳の噴火前に)久しぶりに訪れた霧島連山、火山湖、高千穂峰。高千穂峰に登るのは久しぶりでしたが、変わらず宙と大地がそのまま繋がっているかのような澄み切った地でした。霧島連山の裾野の原生林の輝き、生命力、火山湖...
心理学総合

スピ的陰謀論、仮説的アイデアと科学的・物理学的事実 

過去に、新興宗教の教義や精神世界をいろいろと分析したことがありますが、大方、今のスピ界隈ででてくる概念や思考パターンの多くは、過去のものを使いまわしているだけか、少し変化を加えているだけで、あまり新しくないですね。スピのインフルエンサーの認...
社会心理学・社会学・人類学

「賢さ」とは? 

「優劣の判断は、評価の基準・目的・価値観と、それが適用される状況によって相対的に決まる」たとえば科学の本って、15万部も売れればよく売れた本という感じで、ガチの哲学書なんてさらに売れないし、知のバイブル的な本だと、外山 滋比古 氏の「思考の...
心理学総合

認知戦と「語られなさ」の構造

かつて政治的正しさに基づいて様々な「認知戦」が行われてきました。ひと昔前は主にオールドメディアがメインに使われましたが、トランプはAIやSNSを活用した「認知戦」を使って世論を動かし、今後の世界は後者が主流になるでしょう。SNSでは、たとえ...
禅・瞑想・マインドフルネス

宗教とアジール  神と仏の瞑想

宗教はアジール(聖域・避難所)としての性格を歴史的に持ってきたといえます。「アジール」とは、世俗的な権力が及ばず、そこに逃げ込んだ者は保護される聖なる地域や避難所を指します。古代から中世にかけて、ユダヤ教の祭壇、ギリシア・ローマの神殿、日本...
社会心理学・社会学・人類学

「地下室の手記の主人公」 vs  ニーチェ 

ウェーバーは「支配」を正当化された権力の行使と定義しました。「権威」は「支配」の正当性の根拠であり、「支配」が成立するためには、被支配者がその命令に「正当性がある」と認めている必要があります。「正当性」によって「権威」が成立することが理想で...
社会心理学・社会学・人類学

これからのスピリチュアル像  AI・BCI・バイオ

長い夏になりそうですね。みなさんいかがお過ごしでしょうか? 現代社会もどんどんヤバくなってきていますが、ブログも十年以上も経つといろいろと寿命で、作動も怪しくなってきたので、めんどくさい作業が多かったですが、何とか引っ越しました。きっと次の...
心理学総合

まとも以外「私」じゃないの

今回は、主に前回書いた「ラカン」のつづき、補足の記事です。それにしても「啓蒙」とか「革命」とか「自由」とかの訳語を作った幕末明治初期の読書階級の学力は凄いですよね。例えばRevolutionという言葉に出会って「反乱や謀反という反逆罪とは違...
心理学総合

二項対立、脱構築とチャトゥシュコーティ

古代ギリシャの哲学や儒教などの伝統的議論では、「知識」だけでなく実践的な知恵(ソフィア、智慧)を重視しており、「賢さ」を単に学問的能力で評価すること自体に疑問を呈しています。そして心理学的研究(例:Kohlbergの道徳発達理論やHaidt...
心理学総合

ヒトのユニークスキル  呪術とリュトモス

マックス・ウェーバーの「価値自由」と「教壇禁欲」は、学問における重要な概念です。価値自由とは、学問的な研究や教育において、研究者や教育者が自分の価値観や信念を持ち込まず、客観的かつ中立的な立場を保つことを指します。ウェーバーは、学問の目的は...
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