感性と理性

心理学総合

存在論的リズム的自己

リズムやゆらぎ、そして身体性については様々な角度から書いてきましたが、今回はラヒミの「存在論的リズム的自己」を中心に書いています。➡ The Onto-Rhythmic Self: An Ontological Reframing of S...
心理学総合

野生の好奇心

「人間の全盛期(ピーク)」とはいつなのか──この問いは古くから議論されてきました。これまで「心身ともに最も充実し、最大のパフォーマンスを発揮できる年齢」は漠然と20代にある、と見なされることが一般的でした。しかし、知能、性格、感情的知性(E...
心理学総合

「タコピーの原罪」 ー 「存在」と「意味」と「自由意志」

「タコピーの原罪」はキリスト教的という解釈が結構ありますが、まぁいろんな方がいろんな角度から考察していてそれぞれに面白いのでそのあたりは置いといて、この作品を読んでいて強く感じるのは、登場人物たちがそれぞれの立場や過去に縛られながらも、何ら...
心理学総合

本心とは?  「得」と「正しさ」は別物か?

お前のほんとうの腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない - ゲーテまぁこのゲーテの名言は感性的に言いたいことはわかりますが、しかし、今回はそれは置いといて、「ほんとうの腹底」というものは一体何のか?というようなこと...
心理学総合

「GPT-4oを返して!」現象とAIメンタルケアの光と闇

「AIの“ハルシネーション”」は事実誤認の比喩であり、創造的洞察や人文学的理解の豊かさと同義ではありません。AIモデルの「hallucination(不正確生成)」と人間の精神現象を同列に扱うことは、むしろ「人文知」というものを自ら貶めるだ...
心理学総合

スピ的陰謀論、仮説的アイデアと科学的・物理学的事実 

過去に、新興宗教の教義や精神世界をいろいろと分析したことがありますが、大方、今のスピ界隈ででてくる概念や思考パターンの多くは、過去のものを使いまわしているだけか、少し変化を加えているだけで、あまり新しくないですね。スピのインフルエンサーの認...
禅・瞑想・マインドフルネス

宗教とアジール  神と仏の瞑想

宗教はアジール(聖域・避難所)としての性格を歴史的に持ってきたといえます。「アジール」とは、世俗的な権力が及ばず、そこに逃げ込んだ者は保護される聖なる地域や避難所を指します。古代から中世にかけて、ユダヤ教の祭壇、ギリシア・ローマの神殿、日本...
心理学総合

「相手の身になって考える」とは?

「単純化された思考」は、様々な他者観において見られます。「性」に対してもそうですね。近代~現代というのは、「単純な思考の型が長い月日を経て幾度となく再解釈されながら複雑化した思考の流れにある」ともいえ、終わりなき脱構築の過程ともいえます。キ...
心理学総合

「わからなさ」をわかろうとするための霊性

デリダは、言語が現実を直接反映するものではなく、常に解釈を必要とするものであり、そして書かれた言葉(エクリチュール)が音声言語(パロール)よりも重要であると考えました。エクリチュールは、読む人によって異なる解釈が可能です。これは、テキストが...
心理学総合

無形のウニオ・ミュスティカ   

世界・自然界は大きな変化の時を迎えています。とても大きな今までにはなかった流れに向かっています。人によっては今の流れがとても苦しいものとして感じられるでしょう。しかしまだこの流れは始まりに過ぎないでしょう。ごく一部の成功者や、仕事も生活も上...
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