感性と理性

心理学総合

「相手の身になって考える」とは?

「単純化された思考」は、様々な他者観において見られます。「性」に対してもそうですね。近代~現代というのは、「単純な思考の型が長い月日を経て幾度となく再解釈されながら複雑化した思考の流れにある」ともいえ、終わりなき脱構築の過程ともいえます。キ...
心理学総合

「わからなさ」をわかろうとするための霊性

デリダは、言語が現実を直接反映するものではなく、常に解釈を必要とするものであり、そして書かれた言葉(エクリチュール)が音声言語(パロール)よりも重要であると考えました。エクリチュールは、読む人によって異なる解釈が可能です。これは、テキストが...
心理学総合

無形のウニオ・ミュスティカ   

世界・自然界は大きな変化の時を迎えています。とても大きな今までにはなかった流れに向かっています。人によっては今の流れがとても苦しいものとして感じられるでしょう。しかしまだこの流れは始まりに過ぎないでしょう。ごく一部の成功者や、仕事も生活も上...
心理学総合

「私」と「他者」  調和的な統合と「咲くもの」

今回は前半で「私」と「他者」、途中に過去のテーマの補足等も挟みつつ、後半で調和的な統合と「咲くもの」をテーマに動画や論文等をいくつか紹介しつつ考察しています。"視床の橋"によって2つの脳が物理的に融合した姉妹クリスタとタチアナは、互いの感覚...
心理学総合

哲学する身体 魂 / 理性 / 知性 

今回は「哲学する身体 魂 / 理性 / 知性」がテーマで、ドナルド・ロバートソンの「認知行動療法の哲学」、そして「ストア派」を筆頭に、他に幾つかの哲学者を参考にしつつ、「哲学する主体」の多元性を考察しています。ではまず、「ストア派」とはどう...
心理学総合

「私の傷つき」 身体の意志と創造性

今回は「私の傷つき」と身体の意志と創造性がテーマですが、最初に「ニュアンスと不文律」、「予定調和とゆらぎ」そしてマインドフルネスと認知行動療法に関して書いています。「私」という「主観性」、これは植物には存在しません。「脳」つまり身体の情報を...
心理学総合

失敗と創造性  行動・意志・好奇心

科学・自然法則での事実判断というのは、「誰にとってもほぼ絶対」が存在する領域なんですね。分野や研究対象の質にもよりますが、たとえば素粒子の世界だと、実験データの正しさは、3σ(99.7%)で「兆候」、「発見」と言えるのは5σ(99.9999...
心理学総合

ミーム的進化  信仰の逆説と既知から未知へ

人間とか実存とかいうことは、それに関連する諸問題と合わせて、哲学の最も重要な問題であると私は考えている(九鬼周造)今回は「ミーム的進化」がテーマの記事で、わかりやすい例としてキリスト教を中心に、他の哲学・思想を少し含めて書いています。前回の...
成功・自己実現・能力開発

「無知の知」の多元性  

『インテリはしばしば、豊かにものを考えることが実は貧しさでもあることを真剣に問題にしていない。』『勉強することで幸せになるかどうか。僕はむしろあまり勉強しないことが幸せを保障する場合を常に強調してきた。勉強すればするほど良いというのは嘘であ...
社会心理学・社会学・人類学

見えないものを見る  虚実と強さの創造性

今回は、前回までテーマにしてきた「ヒトとニンゲン」の補足です、これに関しては今回で一旦終わりにします。記事の前半で「見えないものを見る」、後半で「虚実と強さの創造性」をテーマに書いています。ではまず、「ヒトとニンゲン」のテーマに関連するもの...
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