科学

心理学総合

共時性と因果性  ゆらぎから創造へ 

因果性は、ある出来事(原因)が別の出来事(結果)を引き起こす関係を指します。これは時間的な順序があり、原因が先に存在し、その後に結果が生じるという明確な流れがあります。共時性は、因果関係に基づかない「意味のある偶然の一致」を指します。これは...
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有限と無限  あり得ないはあり得ない

「神についての思索を表現しない方程式は僕にとっては無価値だ」と語る天才数学者ラマヌジャンは、ロゴス的知性による哲学とは真逆の直観によるものであり、ラマヌジャンの知への洞察は瞑想的ものなんですね。ここで語る「瞑想」という表現は「マインドフルネ...
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再帰的併合操作  人と動物の言語と概念

今回は前回の記事の補足的な内容です。前回の記事「同一性と類型 差異と反復とアブダクション」の後半部で『人間と動物の言語的思考の差異として「アブダクション」と「記号の転移性」「再帰的併合操作」の三つの要素をあげましたが、「再帰的併合操作」に関...
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「私」と「他者」  調和的な統合と「咲くもの」

今回は前半で「私」と「他者」、途中に過去のテーマの補足等も挟みつつ、後半で調和的な統合と「咲くもの」をテーマに動画や論文等をいくつか紹介しつつ考察しています。"視床の橋"によって2つの脳が物理的に融合した姉妹クリスタとタチアナは、互いの感覚...
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心身~意味世界へ  

今回は「心身~意味世界へ」がテーマで、記号論的観点をメインに東西の質の異なる思考の型で考察しています。数年前のジョナサンの暖簾「和牛の旨味! 豪州牛100%のハンバーグ」という矛盾的なるものは成立しうるか? これは「和牛」の定義と「豪州牛」...
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群盲象を評す 専門知の近眼と「反」の力

今回は「専門知の近眼」と「反」の力をメインのテーマとして、「群盲象を評す」である人間の「思考」や「知」の運動性と多元性を考察しています。ではまず一曲、野々村彩乃さんの歌う『Stand Alone』です♪欧米型の二元論的な思考は二項対立を強化...
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「実在性の破れ」 物自体と「物質でも無でもないもの」

今回は「実在性の破れ」 物自体と「物質でも無でもないもの」がテーマで、現代物理学や哲学、瞑想等を含めた「実在」についての抽象的な考察の内容になっています。高校~大学の初めで学ぶ物理ってそのほとんどが「18世紀」の物理の知なんですよね。しかし...
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知のプロセス  好奇心と動機と他力の多元性

今回は「知のプロセス  好奇心と動機と他力の多元性」をテーマに考察していますが、「動物言語学」という新領域で「鳥の言葉」の解読した鈴木俊貴 氏を参考にしつつ、他にも多角的にこのテーマを考察しています。⇒  世界初、鳥の言葉を解読した男は研究...
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「身体化された知」 植物の心と思考

今回は「身体化された知」 「植物の心と思考」がテーマです。まず最初にヒューマニエンス「“指” ヒトとサルの分岐点」に関連する外部サイト記事を紹介しています。「指を高度に制御するための筋シナジー」 より引用抜粋この高度な指を制御するシステムは...
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失敗と創造性  行動・意志・好奇心

科学・自然法則での事実判断というのは、「誰にとってもほぼ絶対」が存在する領域なんですね。分野や研究対象の質にもよりますが、たとえば素粒子の世界だと、実験データの正しさは、3σ(99.7%)で「兆候」、「発見」と言えるのは5σ(99.9999...
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