思い込み

心理学総合

近くて遠くにあるもの

男は水平線の向こうの世界(遠く)を見ている、女は目の前の貝殻(近く)を愛でる、みたいなことを石原さとみさんが言ったとか言わないとか、まぁその真意はよくわかりませんが、男は確かに遠くを見る傾向はあるかもしれないけれど、それとは話はズレますが、...
心理学総合

「中心」と「周縁」  「内」と「外」の循環構造

「8月」というのは「7月」と何かがガラッと大きく変わる感じが昔からあり、やはりそれは「歴史」の厚みが作用しているように思います。まず動画の紹介ですが、近現代史研究家の辻田真佐憲さんの「あの戦争」のテーマにおいて、「全体を見渡す」視点って、今...
社会心理学・社会学・人類学

「賢さ」とは? 

「優劣の判断は、評価の基準・目的・価値観と、それが適用される状況によって相対的に決まる」たとえば科学の本って、15万部も売れればよく売れた本という感じで、ガチの哲学書なんてさらに売れないし、知のバイブル的な本だと、外山 滋比古 氏の「思考の...
心理学総合

認知戦と「語られなさ」の構造

かつて政治的正しさに基づいて様々な「認知戦」が行われてきました。ひと昔前は主にオールドメディアがメインに使われましたが、トランプはAIやSNSを活用した「認知戦」を使って世論を動かし、今後の世界は後者が主流になるでしょう。SNSでは、たとえ...
心理学総合

セイラムの魔女狩り 「伝わりやすい単純化された二元論」 

2018年から始まったポッドキャスト番組『Modern Wisdom』第665回目のエピソードで、クリス・ウィリアムソンがコーリー・クラーク博士と対談し、学術心理学における自己検閲やジェンダー・バイアスについて議論した。クラーク博士は、ペン...
心理学総合

同族嫌悪と党派性バイアス 「当事者」の政治的な選別と分断 

草津町の事件、それに共感し一緒に騒ぎ立てた人たちはどこまでも感情的で暴力的だった。あの事件だけではなく他にもいろいろありますが、「気に入らない他者」を卑怯なやり方で陥れて、事実確認すらせずにひたすら感情的に叩くだけ、もうだいぶ前からそういう...
心理学総合

新しい階級闘争  権威ある逆張りの空虚さ

まぁよくインテリが何か他者から言われて「失礼だ」という表現を使うけれど、そして確かに失礼な言動というのは数多くあるけれど、「生徒でもなければ弟子でもない、そしてその分野の人でもなく何か同じものを目指しているわけでもない不特定多数の人々」に向...
心理学総合

リベラルバイアスとプロパガンダ  「性犯罪」というものに特有な何か

SNSの「140文字の藁人形論法」は、けっきょく相手を否定したいだけの人は延々とそれを続け変わらない、というのがよくわかる。「両義性を含んだ全体」として対象をみていこうとすることが出来なくなっている「リベラルとはいえない人々」が増えてきたな...
心理学総合

脱コード化とルンペンブルジョワジー  

議論にはある程度のルールや前提が必要です。事実に基づく根拠や論理的な推論は、議論の質を高めるために欠かせません。また、議論の目的や範囲を明確にすることも重要です。ですが同時に、同じ事実に基づいていても「解釈」は異なります。この「解釈」を特定...
心理学総合

言語の権力性 「高度な言い訳」は言い訳とみなされない

坂本龍一さんが若い頃、自分の音楽や思想に対するこだわりが強く、気に入らないことがあると感情的になって暴力を振るうことがあったようで、タクシー運転手をボコボコにしたという話は彼自身が認めており、そのことを本人はとても後悔したようですが、そうい...
error: Content is protected !!