思い込み

社会心理学・社会学・人類学

「活動」も「運動」もいろいろ、人も行動もいろいろ

今回は、前回の記事の補足の記事です。 前回の記事 ⇒ 怒りと単純化  集団・運動のカルト化 よく「○○の活動のおかげで今がある」時なことがいわれますが、学生運動がカルト化して失敗したように、政治運動・社会運動・革命運動等は、必ずしも良いもの...
心理学総合

怒りと単純化  集団・運動のカルト化

今回は記事前半で「集団・運動のカルト化」について、その背景にあるバイアス等を考察し、後半では「怒りと単純化」をテーマに考察しています。 ではまず一曲紹介です、キング牧師の演説を歌にした楽曲、なかなかなかっこいいですねコレ♪ Martin L...
心と体の健康エクササイズ

「見えないもの」 体感と言語のアンビバレント

海の底に投げ込まれた測深器が流動体を持ち帰ると、すぐに太陽がこれを乾かして固いばらばらな砂の粒にしてしまう。(ベルクソン) 今回は「見えないもの」、無意識に関するテーマで、「体感」と「言語」のアンビバレントが前半部、後半部は「単純化された善...
心理学総合

疑似相関的論法 スティグマと思い込み

今回は前半で「疑似相関的論法」、後半で「スティグマと思い込み」をテーマに考察しています。 前に会った精神科医の人が言ってた「ネットに悪評を書き込まれてない精神科医は三流ですよ。一流は必ず悪評を書き込まれる。なぜなら、それこそが本当にキチガイ...
心理学総合

属性の多元的複合体としての個人 

今回は「属性の多元的複合体としての個人」と複雑系がテーマですが、人間や属性の問題、複雑な人間関係性の因果関係や相互作用をみていくときは、直線的因果律ではなく円環的因果律的に、そしてすぐに単純化したり絶対化せずに相対的に多角的に時間をかけて見...
心理学総合

変人と普通さ

人間は現在もっているものの総和ではなく、彼がまだもっていないもの、これからもちうるものの合計である。(サルトル) SNSなどでみられる「善悪二元論的な攻撃的で自己防衛過剰な心」は、多くの場合「ただ他者・現象への過剰な囚われとその反応が過剰な...
ユーモア・ジョーク

一年間お疲れ様でした  よいお年を

師走の加速常態のままついに年末を迎えました。あっという間で記事の更新も結局殆ど出来ませんでしたが、一年間お疲れ様でした。 今年も災害に事件、いろいろとありましたが、ラグビーも熱かったし、後半は井上尚弥も村田も熱く、M-1も面白かったです。 ...
心理学総合

狂人とは理性を失った人ではない狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である

この記事も昨年下書きだったままのものに追加の編集・更新をしたものです。 この記事の長いタイトル「狂人とは理性を失った人ではない 狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である」はギルバート・キース・チェスタトンの言葉ですが、 狂気にせよ正常...
心・精神の病に関する最新研究

病は気から? 季節の変化と環境の変化(春) 

春らしくなってきましたが、突然暖かくなったり強風が吹いたり寒さが戻ったり、三寒四温でまだ不安定ですね。  さて話は変りますが、「暖かくなると○○が出てくる、○○が増える」とか何とか言いますが、実際はどうなんでしょうか? ⇒ 「春になると変態...
強迫性障害・パニック障害・不安障害

自己評価の多元性  悲観と楽観と思考・感情の組み合わせ

知能には様々なものがある、というのは過去にも何度かテーマにして書いてはきましたので、今回はその角度からではなく、悲観と楽観と思考・感情の組み合わせ、という角度からこれを考察してみました。 「うつ病や不安神経症と高い知能に関連性があることが示...