適応障害

心・精神の病に関する最新研究

病は気から? 季節の変化と環境の変化(春) 

春らしくなってきましたが、突然暖かくなったり強風が吹いたり寒さが戻ったり、三寒四温でまだ不安定ですね。  さて話は変りますが、「暖かくなると○○が出てくる、○○が増える」とか何とか言いますが、実際はどうなんでしょうか? ⇒ 「春になると変態...
「虚無を生むもの」と自我の病理

アイデンティティと発達理論  バランスと危機と多元性

身体の免疫機構は、自己を守る「免疫亢進」と、過剰な免疫亢進を調整する「免疫抑制系」がバランスをとることで機能しますが、このバランスを「免疫恒常性」といいます。 身体機能に「自己」と「非自己」の「自他境界」があるから、何でも受け入れて死なずに...
心と体の健康エクササイズ

季節性感情障害(SAD)と月病と自殺  夏季うつと六淫

春は生じ、夏は長じ、秋は収し、冬は蔵する 台風でちょっと涼しくはなりましたが、今年の夏は蒸し暑い「火」の強い夏ですね。 季節の変わり目は、そして夏の終わりから九月病になる方もいます。まず最初に、参考として以下の外部サイト記事を紹介しておきま...
「お一人さま」心理学

ポケモンGOって鬱とかに効くの? 

今日はスキマ時間が出来たので一気にサクッと2記事更新しました。 ポケモンGO、そして「家売るオンナ」三軒家万智の「GO!」、  今年は「GO」が来てますね。 今日はポケモンGOのうつや不安神経症への効果に関するテーマと、記事後半では「西野カ...
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害

情報処理・認知処理の多元性と認知特性のタイプ

心の哲学を専門とする哲学者ジョン・サールは、「心的なものは物理的なものに因果的には還元可能で,存在論的には還元不可能」とします。 「心的なもの」である意識現象は、ニューロンやシナプスにおける神経生物学的なプロセスを原因として生じるため、因果...
心理学総合

現代日本の文化的時間と仕事・自我の関係 / 時間・空間とのズレ  

今日はE・T・ホールの文化的時間概念、基層文化からみた現代日本と自我をテーマに書いています。このE・T・ホールの文化的時間概念のテーマは、角度は異なりますが「集合的無意識」や「ミーム」などの概念とも通じるものがあり、 文化人類学はとてもユニ...
心理学総合

対人コミュニケーションの多元性  文化的時間と対人距離・自閉症と共感性

今回は、「対人コミュニケーションの多元性」をテーマに、文化的時間や対人距離の違い、そして後半では「自閉症と共感性」などをテーマに記事を書いています。 言葉によるコミュニケーションを「バーバルコミュニケーション」、言葉を使用しない非言語コミュ...
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害

内集団・外集団  ラベリング(レッテル貼り)の多元性

今回はラベリング(レッテル貼り)をテーマに「内集団・外集団」という概念、他の概念を含めてその多元性を考察し、主に「否定的作用」を中心に書いています。 内集団・外集団 アメリカの社会学者「ウィリアム・グラハム・サムナー」による内集団・外集団と...
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害

承認飢餓ループと自己愛  承認欲求の悪用による支配と依存

老人だろうが若者だろうが子供だろうが大人だろうが、基本的な承認欲求は必要であり基本的な自己愛も大事です。 アスリートだって芸術家だって企業の社員だって、他者評価による承認欲求がモチベーションの基本的な原動力あるいはキッカケのひとつであること...
パーソナリティ(人格)障害

記憶・モニタリングと運動・情動・意欲・報酬の脳神経学的なメカニズム 

認知科学・脳科学のテーマのpart3です。part1、part2は下記リンクよりどうぞ。 part1    前頭葉(認知の進化と発達  再構築される心の現実) part2   心・精神のバランス異常(視床・視床下部・大脳辺縁系・島皮質) 今...