感性と理性

心理学総合

ミーム的進化  信仰の逆説と既知から未知へ

人間とか実存とかいうことは、それに関連する諸問題と合わせて、哲学の最も重要な問題であると私は考えている(九鬼周造)今回は「ミーム的進化」がテーマの記事で、わかりやすい例としてキリスト教を中心に、他の哲学・思想を少し含めて書いています。前回の...
成功・自己実現・能力開発

「無知の知」の多元性  

『インテリはしばしば、豊かにものを考えることが実は貧しさでもあることを真剣に問題にしていない。』『勉強することで幸せになるかどうか。僕はむしろあまり勉強しないことが幸せを保障する場合を常に強調してきた。勉強すればするほど良いというのは嘘であ...
社会心理学・社会学・人類学

見えないものを見る  虚実と強さの創造性

今回は、前回までテーマにしてきた「ヒトとニンゲン」の補足です、これに関しては今回で一旦終わりにします。記事の前半で「見えないものを見る」、後半で「虚実と強さの創造性」をテーマに書いています。ではまず、「ヒトとニンゲン」のテーマに関連するもの...
心理学総合

恥の神~「ヒトは死んだ」 そして脆弱化するその先に..

今回は「創造性」にからむことがテーマで、より根源的な野生のダイナミズム、それを失った先にある未来、について考察しています。ではまず外部サイト記事の紹介です。「日本はもはや後進国であると認める勇気を持とう」より引用抜粋「日本はAI後進国」「衰...
心理学総合

変人と普通さ

人間は現在もっているものの総和ではなく、彼がまだもっていないもの、これからもちうるものの合計である。(サルトル)SNSなどでみられる「善悪二元論的な攻撃的で自己防衛過剰な心」は、多くの場合「ただ他者・現象への過剰な囚われとその反応が過剰な状...
心理学総合

狂人とは理性を失った人ではない狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である

この記事も昨年下書きだったままのものに追加の編集・更新をしたものです。この記事の長いタイトル「狂人とは理性を失った人ではない 狂人とは理性以外のあらゆるものを失った人である」はギルバート・キース・チェスタトンの言葉ですが、狂気にせよ正常さに...
認知科学

病は気から? 季節の変化と環境の変化(春) 

春らしくなってきましたが、突然暖かくなったり強風が吹いたり寒さが戻ったり、三寒四温でまだ不安定ですね。 さて話は変りますが、「暖かくなると○○が出てくる、○○が増える」とか何とか言いますが、実際はどうなんでしょうか? ⇒ 「春になると変態が...
心理学総合

自己評価の多元性  悲観と楽観と思考・感情の組み合わせ

知能には様々なものがある、というのは過去にも何度かテーマにして書いてはきましたので、今回はその角度からではなく、悲観と楽観と思考・感情の組み合わせ、という角度からこれを考察してみました。「うつ病や不安神経症と高い知能に関連性があることが示唆...
社会心理学・社会学・人類学

「正しい人」の暴力性とルサンチマンの多元性

「ルサンチマンの多元性」をテーマに2回に分けて書いています。今回は主にヒトの「攻撃欲動」をニーチェ・フロイトと社会学と脳科学によって複合的に考察しています。 世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪...
ユング-無意識と深層心理

熱力と静力 強さの多元性と「あたりまえのこと」

今回は「成功・自己実現」のカテゴリーをメインに、そして村田諒太選手を実例として記事を書いています。途中、政治やカルトのことも少しだけ含んでいます。前回のテーマ「思考から行動へ」の補足の意味合いもあります。〇 前回の記事 ⇒ 音と身体と心・精...
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