心理学総合

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存在論的リズム的自己

リズムやゆらぎ、そして身体性については様々な角度から書いてきましたが、今回はラヒミの「存在論的リズム的自己」を中心に書いています。➡ The Onto-Rhythmic Self: An Ontological Reframing of S...
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野生の好奇心

「人間の全盛期(ピーク)」とはいつなのか──この問いは古くから議論されてきました。これまで「心身ともに最も充実し、最大のパフォーマンスを発揮できる年齢」は漠然と20代にある、と見なされることが一般的でした。しかし、知能、性格、感情的知性(E...
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思想と制度  制度と感性 

今回は、前半で「容疑者xの献身」、後半で、「思想と制度、制度と感性」を進化心理学を含めて考察しています。「容疑者xの献身」というよく知られた映画があります。エンタメ、ミステリーとしては面白いですが、この映画の容疑者xの在り方がまるで「愛のた...
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身体と社会のあいだで揺れる人間存在

前回は「言葉・意味と創造のあいだで揺れる人間存在」でしたが、今回は「身体と社会のあいだで揺れる人間存在」がテーマです。これは別々というよりも繋がっています。マックス・ウェーバーの理解社会学では、「社会的行為」とは「他者の行為に意味を見出し、...
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言葉・意味と創造のあいだで揺れる人間存在

今年は九州へ旅に行きました。(新燃岳の噴火前に)久しぶりに訪れた霧島連山、火山湖、高千穂峰。高千穂峰に登るのは久しぶりでしたが、変わらず宙と大地がそのまま繋がっているかのような澄み切った地でした。霧島連山の裾野の原生林の輝き、生命力、火山湖...
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比較可能性の危機 ─ 制度的中立性の喪失と「悪」のインフレーション

八月も終わりですね。まだまだ暑いですが、やっぱり九月は夏という感覚ではなく、終わったなぁという感じ。八月は時間が作れたので、下書きのまま数か月放置していた記事がやっと編集完了して更新できました。今月からははもっとゆっくりペースに戻ります。前...
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「タコピーの原罪」 ー 「存在」と「意味」と「自由意志」

「タコピーの原罪」はキリスト教的という解釈が結構ありますが、まぁいろんな方がいろんな角度から考察していてそれぞれに面白いのでそのあたりは置いといて、この作品を読んでいて強く感じるのは、登場人物たちがそれぞれの立場や過去に縛られながらも、何ら...
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本心とは?  「得」と「正しさ」は別物か?

お前のほんとうの腹底から出たものでなければ、人を心から動かすことは断じてできない - ゲーテまぁこのゲーテの名言は感性的に言いたいことはわかりますが、しかし、今回はそれは置いといて、「ほんとうの腹底」というものは一体何のか?というようなこと...
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近くて遠くにあるもの

男は水平線の向こうの世界(遠く)を見ている、女は目の前の貝殻(近く)を愛でる、みたいなことを石原さとみさんが言ったとか言わないとか、まぁその真意はよくわかりませんが、男は確かに遠くを見る傾向はあるかもしれないけれど、それとは話はズレますが、...
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「中心」と「周縁」  「内」と「外」の循環構造

「8月」というのは「7月」と何かがガラッと大きく変わる感じが昔からあり、やはりそれは「歴史」の厚みが作用しているように思います。まず動画の紹介ですが、近現代史研究家の辻田真佐憲さんの「あの戦争」のテーマにおいて、「全体を見渡す」視点って、今...
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