人格障害

「虚無を生むもの」と自我の病理

インナーチャイルド 癒しと回復 

「虚無を生むもの」のテーマはまだ続きますが、今日も「自我」の補足記事で、「自然自我」の癒しをテーマに書きます。先週からずっと固く難解な長文が続いているので、インディアンの言葉なども織り交ぜて紹介しています。 イビツ化した自然自我の生む苦悩 ...
パーソナリティ(人格)障害

「性格・人格」の形成   心理学・社会学でみる社会と人格    

心理学的に見ると、その人の「人格」「性格」の全体性というのは、「先天的な気質」+キャラクター(基本の性格特徴)+社会的性格+役割性格です。 乳幼児期に見られる個人差を発達心理学では「気質」と表現しますが、「気質」は先天的なものであり、生物学...
パーソナリティ(人格)障害

境界性パーソナリティ障害の治療  弁証法的行動療法(DBT) – マインドフルネス

マインドフルネスをとり入れている認知行動療法に弁証法的行動療法があります。マインドフルネスに関しては、以下の記事を参考にどうぞ。⇒ マインドフルネス 認知療法(MBCT)・ ストレス低減法(MBSR) 弁証法的行動療法(DBT) は、アメリ...
犯罪心理学

犯罪と心・精神の病気の関係  トラウマ回復に向けた意識の方向性 

統計をみれば、殺人事件の逮捕者の10パーセント前後が精神障害を抱えているとはいえ、それは「90パーセントは精神障害者以外による犯罪」という意味であり、 一般刑法犯に占める精神障害者の比率は0.9パーセントとなりますが、まぁ実際は精神障害者の...
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害

無意識の正と負の関係性  分裂と敵対を生む「毒の源流」 

スティーブ・ジョブズやエスティ・ローダーらの天才の無意識にも「正負」が存在し、それが現象面にも正負の形で投影されています。その参考記事も紹介しています。 心・精神の病の人を馬鹿にしているような人も結構いますが、実際有能な人や天才、そして並は...
鬱(うつ)病

何故この人が? 女性・男性の「うつ」と自殺の関係と家族・周囲の理解の大切さ 

昨日は科学的に「身体の心」を考察しましたが、今日は「身体の心」を感性で見てみましょう。「感性でみた身体の心」は、内容や切り口を変えて数回に分けて記事にする予定です。 今日は「うつ」という切り口から「身体の心」を見てみましょう。「うつ」は「甘...
アダルトチルドレン(AC)・愛着障害

機能不全社会と機能不全家族 

機能不全社会と機能不全家族、今日は今までこのブログでよく取り上げてきたこのテーマのまとめをしたいと思います。そして健全な家族や健全な社会、調和した家族や調和した社会というものがどういうものなのか?そのシンプルな姿も書いています。 最初に「y...
パーソナリティ(人格)障害

発達心理学でみたパーソナリティ障害  親・家庭の機能不全が及ぼす影響

今日は「発達心理学」という角度から、人格障害がどのようにして起こるのかをみてみましょう。 親の意識的・無意識的な働きかけのうち、子供に根深い影響を与えるのは「無意識的な負の作用」です。 そしてこの「無意識的なもの」は本質にかかわる部分であり...
家族の心理学

無意識と犯罪の心理学 自己の統合へ向けて    

境界性・解離・神経症の親と社会の【後編】です。 ⇒ 前篇 社会的成功は人格・波動・法則の必然的帰結ではない 犯罪はその社会で相対的に貧しい人・劣悪な家庭環境に生まれた人に多いという統計から、貧しさや家庭環境が犯罪の原因であるかのようにいう人...
統合失調症

無意識の作用が作り出す想像力・能力・才能 統合失調症・うつ・神経症と芸術家と天才

これは個人的な実体験からも言えることなんですが、統合失調症・うつ・神経症と芸術家と天才や能力との関係は深いと言えるのです。(みながみなそうだということではありません) 統合失調症や人格障害というと世間では否定的な印象しかありません。確かに治...