今日は癒しの休憩タイムで、「音の癒し」をメインのテーマにしていますが、「禅・瞑想」のカテゴリーテーマも少しだけ含んでいます。
【追加更新】で、オペラ歌手の車田和寿 氏の「倍音」について詳しく説明している動画を紹介します。
豊かな響きを得ようと思ったら大切なのは共鳴体です。そこには倍音が関係している場合もありますが、必ずしもそうとは限りません。ここをきちんと理解しておかないと、「倍音が響きを豊かにする」と思い込んでしまい、その結果、よく響くものすべてが倍音のおかげだと錯覚してしまうのです。 車田和寿
楽器・音の癒し効果
今回は「音」の癒し効果を感じた以下の4つの楽器を紹介します。
➀ザフィア・チャイム ➁エオリアンハープ ➂ウインドチャイム ➃クリスタルボウル の4つです。「ウインドチャイム」は誰でも知っているでしょうから説明は省きます。
過去に、「風鈴の音色」と「雅楽」を紹介しましたが、どちらも「倍音」が美しく綺麗であり、心身を癒す効果のある音色だと感じます。⇒ 日本の音・旋律の癒し 聴いて涼しくなる風鈴の音と雅楽 越天楽
今回は海外楽器の「音」の癒しですね。➁の「エオリアンハープ」 は、古くから存在する弦楽器の一種で、自然に吹く風により音を鳴らす、不思議な音色の楽器です。
エオリアンハープは、古代ギリシャ神話の風の神「アイオロス(Aeolus)」に由来し、「ウインドハープ」とも呼ばれます。
人が直接演奏するのではなく、設置された弦に風が当たることで、弦の背後にカルマン渦と呼ばれる空気の渦列が発生し、その渦が弦を周期的に揺らすことで自動的に振動し、独特の倍音を含んだ音色が生まれます。
また、エオリアン・ハープは、ショパンの練習曲Op.25-1が「まるでエオリアンハープを聴いているようだ」とシューマンに評されたことから、楽曲の愛称としても広く知られるようになりました。
現在私たちが認識しているエオリアン・ハープの原型は、17世紀にアタナシウス・キルヒャーによって再現されたことに始まります。
その後、18~19世紀のヨーロッパでこの種の楽器が流行し、芸術作品や公共空間のインスタレーションなどに取り入れられるようになりました。これにより、風と音、そして偶然と計算された美しさの融合が、音楽や芸術における新たな表現方法として確立されたのです。
「ザフィア・チャイム」はすごく音色が綺麗な海外のチャイムで、職人のハンドメイドでひとつひとつ作られているオリジナル楽器で 、「クリスタルボウル」と同様に、スピ系のヒーリング楽器として使われていますが、
心地よい「音」の渦のようなユニークな楽器ですね。癒し効果はとても高いと感じますので、今回紹介することにしました。
ただ、スピ系の文脈で 「ソルフェジオ周波数」を様々なことに結び付けていたりします。これは「倍音セラピー」も同様ですが、「○○のを聴いたから願望が叶う」とか、
霊能者が「クリスタル」は幽界に繋がる、霊を呼ぶ、とか、「クリスタルチューナー」が4096Hzで「 天使の声 」とか、まぁそういうオカルト的な解釈には根拠はないですが、占いや願掛けの類として楽しまれる分にはいいと思います。
ここではそういうオカルト的な解釈は抜きにして、単に「心地良い綺麗な音・倍音効果」は心身を癒す効果ある、シンプルにそれだけです。それが寺の鐘であれ、風鈴であれ、ピアノやバイオリンであれ、風・川・虫・草木の音であれ、心身を癒す効果ある、ということですね。
では、以下に4つの動画をまとめて紹介していますが、ひとつずつ再生して順番に聴いてみてもよいですが、「全部まとめて再生」し、ミックスして聴いてもいいですよ♪ 聴きながら瞑想しても良いですね。
倍音は音色を変える効果も持っており、楽器によって含まれる成分が異なるため、それぞれの楽器が独自の音色を持ちます。例えば、ハープは倍音が豊富で、フルートは倍音の少ない楽器といわれています。
癒し効果の高いと感じる曲を今回は2曲紹介し、記事の終わりとします。「いのちの名前」のハープバージョンと、フォーレの「シシリアンヌ」です。