歌・旋律の癒し・音楽療法

心理学総合

ヒトのユニークスキル  呪術とリュトモス

マックス・ウェーバーの「価値自由」と「教壇禁欲」は、学問における重要な概念です。価値自由とは、学問的な研究や教育において、研究者や教育者が自分の価値観や信念を持ち込まず、客観的かつ中立的な立場を保つことを指します。ウェーバーは、学問の目的は...
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音楽の起源 シンプルな身体と高度な欺き

「生命とは動的平衡にある流れである」「動的平衡とは、絶え間ない流れの中で一種のバランスが取れた状態のことである。」 -  福岡伸一「絶え間ない流れの中で一種のバランスが取れた状態」、この「動的なバランス」は無意識にあり、それは個体に閉じては...
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セイラムの魔女狩り 「伝わりやすい単純化された二元論」 

2018年から始まったポッドキャスト番組『Modern Wisdom』第665回目のエピソードで、クリス・ウィリアムソンがコーリー・クラーク博士と対談し、学術心理学における自己検閲やジェンダー・バイアスについて議論した。クラーク博士は、ペン...
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無形のウニオ・ミュスティカ   

世界・自然界は大きな変化の時を迎えています。とても大きな今までにはなかった流れに向かっています。人によっては今の流れがとても苦しいものとして感じられるでしょう。しかしまだこの流れは始まりに過ぎないでしょう。ごく一部の成功者や、仕事も生活も上...
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有限と無限  あり得ないはあり得ない

「神についての思索を表現しない方程式は僕にとっては無価値だ」と語る天才数学者ラマヌジャンは、ロゴス的知性による哲学とは真逆の直観によるものであり、ラマヌジャンの知への洞察は瞑想的ものなんですね。ここで語る「瞑想」という表現は「マインドフルネ...
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絶対矛盾的自己同一性を生きるということ

「絶対矛盾的自己同一」は西田幾多郎氏の概念ですが、今回は氏の哲学を掘り下げるわけではなく、これは単に矛盾的自己同一性を生きている人間の姿を考察したものです。故 坂本龍一さんは、「何かを嫌いつつもやはりそこに何かの力を感じとる両義性、矛盾にゆ...
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存在強者と存在弱者

少しだけ興味があるというか、「本人に聞いてみたいこと」のひとつに、「玉木宏さんは一夫多妻制についてどう思いますか?」という実にくだらない悪趣味な質問があります(笑)玉木宏さんはなんと答えるのだろうか?「あ~あの100人とか365日とかネット...
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美醜と快不快 「前提」に排除されたもの 

今回は「美醜と快不快」、そして「前提に排除されたもの」をテーマに考察しています。ではまず一曲♪ パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 を演奏する吉村妃鞠さん、経験を経て年月を重ねてようやくわかるような精妙な質をこの若さで体得してしまうとは...
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「語り」と作用の逆説

世の中には様々な「語り」がありますが、今回は二人のジャズ界隈のプロの方の語りを参考にしつつ、そこから範囲をさらに広げて「語り」の作用の逆説的な力学をテーマに考察しています。「天才ジャズピアニストゆうこりん」さんは技術は高いんですが非常に口が...
詩・好きな言葉

坂本龍一と「桜の散るとき」

ここ数年で、私が子供の頃からよく知っている著名人が次々と亡くなり、時の流れと時代が変わっていく姿を感じます。ただ不思議なことに、よく見聞きした著名人でもその死を身近に感じる人は意外に少ない。驚いたのは坂本龍一さんの死だった。何が驚いたのかと...
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