九州のおすすめ自然スポット  久住連山一帯

 

今日は一昨日の記事の続きで(タイムオーバーで下書きのままだったものを仕上げました。)「九州のおすすめ自然スポット」の紹介と、「管理人から読者様へ」を記事後半に書いています。

 

紅葉が美しい旅の写真がまだあって、季節ものですので一気に書き上げました。

九州の自然の素晴らしさと輝き、その自然の力の素晴らしさを伝えたいですね。九州の他の山や海などもいつか紹介したいと思います。

 

今日紹介の場所は、久住連山一帯の山々ですが、過去(20年以上前)に登って凄く感動した久住連山に再び登りたくなり、思い立ったが吉日的に強行軍で登ってみました。

この辺りは温泉の宝庫で、いい温泉が湧いています。火山でパワー満点の山なので、足の裏からグイグイとパワーが上ってきます。(気の感覚的表現です。)

 

 

登山道は長者原からのコースと牧ノ戸からのコースがメジャーです。前に登った時は長者原からのコースで、硫黄山を通り、「坊がつる」にも訪れました。

坊がつると言えば「坊がつる賛歌」を思い出します、その歌詞の中で「夜空を仰ぐ 山男  無我を悟るは この時ぞ」というところがとても印象に残っています。

本当にそれくらい澄み切った場所なんですね。今も多くの人々に愛されるのがよくわかります。「坊がつる賛」の動画を紹介しておきますね。⇒ くじゅう平治岳のミヤマキリシマ「坊がつる賛歌」にのせて

 

久住連山の中の大船山や黒岳も素晴らしいです。今回は牧ノ戸からのコースで、雄大な景観・絶景が圧巻でした。主峰の久住山に登るのであれば、時間的・体力的には牧ノ戸からのコースの方が楽ですね。

後、長者原の「レストハウスやまなみ」の定食がとても美味しく、弁当もあるのでここで昼ご飯を買って登山に向かうのもおすすめですよ。

 

まぁシンプルに「九州の自然、登山はいいですよ~」いうのが一番伝えたかったことですが、今日は「登山しながら出来る簡単な瞑想法」をちょっと説明しておきますね。

 

心理学的にも「自然が持つ癒し効果とリフレッシュ効果」は検証されていることなのですが、以下のサイト記事がシンプルにわかりやすくまとめてあるので紹介しておきます。自然が持つ癒し効果とリフレッシュ効果

 

「癒し」は、意識的な介入(例:瞑想やリラクゼーション)を通じて、無意識下に蓄積されたストレスや抑制された感情に働きかけ、

心理・生理状態のバランスや自律神経の調整(交感神経・副交感神経のバランス、脳波パターンの変化など)を促すプロセスともいえます。

一方、自己実現や潜在能力の発現は、無意識に存在する内在的資源や欲求が意識に統合され、それによって個人の成長や能力が顕在化する過程であり、これらは互いに動的なフィードバックを伴いながら作用するものです。

 

自然界には、多様な音、嗅覚による香り、視覚に訴える色彩、味覚で感じる旬の食材、触覚から得られる肌触りなど、複数の感覚を同時に刺激する豊かで微細な変動(=「ゆらぎ」)が存在します。

また道が凸凹なので重心も複雑に使い、運動パターンが複雑に調整されるわけですね。

 

肌に当たる日の光清流の無限の変化、その鮮烈さの身体感覚をただ「感じる」こと、木々草花のゆらぎ、の動き、躍動する動物

この一瞬一瞬との感応によって自然に「今・現在・身体」に集中します。こうした環境からの多感覚的刺激が注意の持続やストレス緩和、情動の調節に寄与する、ということです。

 

また、これらの感覚体験に伴い一度静寂に入り、内へと注意を向けると、いわゆる「フィルトセンス」(内在する身体感覚の漠然とした把握)が深化し、より内面的で深い意識状態へ移行します。

その結果、以前は固定化していた記憶や反復的な思考パターンからの解放、すなわち「自我への過剰な一体化状態」が緩和され、

意識と無意識が動的に相互作用する中で、柔軟な自己認識が促進されやすくなります。これは、マインドフルネス瞑想や内観的実践においても観察される現象です。

 

社会的自我と自然自我は「役割」が違います。本質的にはどちらが優れているとかではなく、理性と感性はどちらも必要で、役割が違うんですね。

社会的自我:これは、文化的規範や社会的期待に適応するために発達する側面であり、合理的判断や秩序ある行動、対人関係の構築に寄与します。

自然自我:一方で、個人が内在する感情や直感、身体的な感覚に根ざした側面を指し、創造性や情動の表現、自己のオーセンティシティ(真正性)の維持を支えます。

これらは質的には異なるものの、互いに協力し合うことで調和した自己全体が形成されます。

 

しかし、現代社会では、外部からの過剰な適応要求が社会的自我を過度に強調させる傾向にあり、その結果、内在的な自然自我が抑制され、心身の硬直や不調和、バランスの崩壊を招きやすい。

だから両者の健全なバランスが、個人の精神的および身体的健康にとって不可欠であるということです。

 

深い癒しは「身体的意識と自然自我」の調和回復なんですが、そうすることでまたリフレッシュして生き生きと頑張れるのです。これは自然界との感応によるハレとケの調和ですね。

ここでいう「ハレ」と「ケ」の調和とは、自然界が提供する明快な感覚刺激と、静穏さ・緩やかさなどの対照的な要素が、心身制御のフィードバック機構を通じて全体的な調和を促す現象を指します。

 

さらに、豊かでダイナミックな自然環境に身を置くと、緊張が緩和されることで、サマタ(止の瞑想)がもたらす集中状態と、ヴィッパサナー(観の瞑想)による内省的洞察がより自然に実践しやすくなります。

これらの瞑想実践は、神経生理学的に自律神経系のバランスや脳波の変動とも関連しており、心身の健康促進に寄与すると考えられます。

 

◇ 関連動画の紹介2016/12 追加更新

久住連山の中の「大船山」の紅葉の見事な空撮の動画を紹介します。この動画をアップしている「regatti18」さんは他にも素晴らしい空撮の動画を幾つもアップしていて、お気に入りです。

 

 

管理人から読者様へ

来年から予定しているこのブログの「方向性の転換」の内容なのですが、「心・精神の病気と健康の心理学」という基本テーマはもちろん外しませんし、分析記事やお役立ち情報などの紹介は継続しますが、

良い意味で「いい加減・適当な記事」をもっと書きたいんですね。「雑多な内容でちょっとした記事」みたいなものをもう少し書いてみようと思います。そういう感じですかね。

まだブログ編集の試行錯誤の過程なのでどういう風になるかは分かりません。

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