しばらく難解なテーマが続いたので、今回はちょっと難解なテーマを離れ、「動物と自然」「アニマルセラピー」のカテゴリー記事の更新です。
私は子供の頃から様々な生き物を観察してきました。過去に書いたことですが、子供の頃から「生き物の殺生」が嫌で、生き物のコレクション的な採集・実験での解体・分解などの殺生はしていません。
動物・自然・生物学は好きだったので、その方面の専門知識や探求は、書物でも学びましたが、直接な観察としては、動物行動学的なアプローチも好きで、主に野生の生き物の観察・飼育などで学んできました。
昔は様々な種類の生き物を飼育していましたが、現在は野生の生き物の自然観察などがメインですね。そして「心・精神」に関することで「動物」から学べることは想像以上に多いんです。また「癒し」に関しても、生き物や自然から与えられるものは多いです。
今日はその辺りのことをテーマに、「動物に関する思い込みや、意外な一面など、動物から学べること」と、「癒し・アニマルセラピー」に関する動画をまとめて紹介したいと思います。
また、動画紹介の後に、ちょっと不思議な「主観的・感性的」な過去話も書いています。
まず、とても興味深いTEDの二つの動画を以下に続けて紹介します。
共感、協力、公平さ そして互恵—われわれは他人の幸せを思いやるという行為を、とても人間臭いものだと思いがちです。しかし人間と動物の行動が、モラルという面でいかに共通したものであるのか。フランス・ドゥ・ヴァール博士は、霊長類や他の哺乳類達の行動実験の様子をとらえた驚きに満ちた映像を通して明らかにします。
たった一種類の動物しか診ない獣医を何と呼ぶでしょうか?それは医師です。魅力的なトークの中で、バーバラ・ナッターソン・ホロウィッツは、健康に対する種を跨ったアプローチがどのようにして人間という動物の医療―殊に心の健康―を改善出来るかを語っています。
「もののけ姫少女」と「アニマルセラピー」
先に、東京の病院で初めて導入されたファシリティ・ドッグの動画を紹介です。
よく生物学者などがテレビで、「サルや他の生き物は○○だから人間が○○するのは不自然だ」というような結論の出し方をすることがあります。
「サル」=「動物」、「動物」=「人間」ではありますが、これは「サル」=「人間」という意味ではありませんよね。なので、「サルにとって自然なこと」=「人間にとって自然なこと」が常に成立するとは限りませんが、
あたかもそうであるかのような論理の展開をする学者がいたりするわけです。「サルにとって不自然なこと」だが「人間にとっては自然なこと」というのも実際あるからです。
同じサルでも、ボノボ、チンパンジー、ゴリラ、ニホンザルでは基本習性がそれぞれ異なりますし、哺乳類でもネコ、犬、馬、イルカなどそれぞれに基本習性が異なります。
以下に紹介の「もののけ姫」のような少女の動画を見ていると、人が社会化される前の剥き出しの野生の「自然自我」を見ているようです。
シンプルに生き物としての美しさ、優しさ、逞しさを感じさせます。人は動物ですが、人には人の種としての自然がありそれはかけがえのない何かなのかもしれません。
次は動物たちとの非言語的コミュニケーションを感性で知り尽くしている少女の動画で、この動画に出てくるティッピ・ドゥグレは両親の仕事の関係で、生まれてから10年間、アフリカのジャングルで育った。
ティッピ・ドゥグレに関連する外部サイト記事を以下にひとつ紹介です。
〇 大親友は野生動物たち。生まれてから10年間、アフリカのジャングルで育ったリアル・モーグリ少女