犯罪心理学

家族の心理学

児童虐待は増えた? 統計の印象・錯覚  児童虐待の原因

最近やたらと児童虐待の増加が声高に叫ばれています。そして、今の若い者は未熟で適当に子供作って責任感も忍耐力もないとか、「昔の人にはあった親心というものが今はない」とか、まぁいろいろと思い思いに人々は語っています。 児童虐待する人はいつの時代...
心理学総合

無視される「都合の悪い原因」  精神治療薬の問題と脳・心の単純化の危険性  

今日は、精神治療薬の問題と脳・心の単純化の危険性をテーマに、「組織、そして利権屋や権力」などが絡む時、そこで無視される「都合の悪い原因」というものの中のひとつを見ていきましょう。 このテーマと関係が深い以下の記事も参考にどうそ。 〇  何故...
家族の心理学

無意識と犯罪の心理学 自己の統合へ向けて    

境界性・解離・神経症の親と社会の【後編】です。 ⇒ 前篇 社会的成功は人格・波動・法則の必然的帰結ではない 犯罪はその社会で相対的に貧しい人・劣悪な家庭環境に生まれた人に多いという統計から、貧しさや家庭環境が犯罪の原因であるかのようにいう人...
家族の心理学

無意識とは?  家族と社会の無意識から生まれる光と影

無意識とは、私たちが普段気づいていない心の深層にあるものです。無意識には、いくつかの種類や特徴があります。ここでは、代表的なものを紹介します。 個人的無意識とは、自分の体験や記憶、感情などが貯められた無意識の層です。個人的無意識には、忘却し...
犯罪心理学

犯罪心理学から見た 「日本という不思議な国」

犯罪心理学という角度から日本を見ると、この国の不思議な姿・民族的な気質の特徴がよく見えてきます。 日本人の犯罪の中で殺人に関しては、身内・内縁者あるいは近しい存在に極端に偏っているという特徴的なデータがありますが、 これは「日本的な殺人」の...
犯罪心理学

広島女性遺棄に見るイジメの心理     

今日はコミュニティーの作る結束と排他性という心理から、広島の少女たちによる女性遺棄件に見るイジメの心理を見ていきましょう。 家族・学校・友達グループ、そして企業・職場あるいはママ友などの小さな単位のコミュニティーから、地域・国など、大きな集...
犯罪心理学

日本的倫理と犯罪心理学  日本はモラル低下及び犯罪が急増しているか? 

日本的倫理や日本的価値観云々を言う前に、まず日本の倫理観、日本的価値観っていう何か絶対的なものがどこかにあるわけではありません。まずはそれを明確にしておきましょう。 日本も時代によって倫理の基準や価値観は幾度も大きく変わって今日に至っていま...
心理学総合

変性意識の力が「癒し」となるか「病い」となるかの境界   

カールロジャースという有名な臨床心理学者が過去に存在しました。彼は現在ではカウンセラーのひとつのベースにもなっている精神療法の創設者です。カールロジャースの大まかな概要 ⇒ カールロジャース 現在の日本的カウンセラーは、カールロジャースの「...