今回は「ユーモア・ジョーク」、「お一人さま」心理学のカテゴリー記事の更新です。
このブログはマイナーな重いテーマもあるし、難解な表現も多いブログなので、たまにふざけたことやテキトーなことも書きます。まぁ今はジックリ記事を書く時間がなかなかとれない、というのもありますが(^-^;
今回の記事タイトルもかなりテキトーです、「心理学者X」は特定の個人を表すものではありません、悪しからず(^-^; 今回の記事は今テレビで放送中の北川景子主演の「家売るオンナ」と過去のドラマ「デート 〜恋とはどんなものかしら 〜」の名セリフを用いて書いています。
心理学者Xによる、『 理系の超合理主義者「藪下依子」と天才猛烈営業ウーマンの「三軒家万智」に鍛えられる新入社員「谷口巧」というケースのフィールドワーク的考察』
今回、心理学者Xのフィールドワークは、谷口巧というニートが社会で働くために不動産屋を訪れ、藪下依子と三軒家万智というセンパイ女性に面接を受ける時点からスタートする。
履歴書に「高等遊民」と書いていた「谷口巧」は面接担当の一人「三軒家万智」に「なんだこれは、簡潔に説明しなさい!」と言われる。
谷口:「僕は高等遊民なんだ!明治から昭和初期にかけてよく使われていた言葉だ。高等教育を受けながら職に就かず、読書などをして過ごす人のことで、漱石の「それから」における長井代助、「こころ」における先生などがその代表例だ。」
面接担当の一人「藪下依子」の返答
『 あなたの考えは根本的に間違っています。社会のシステムから言えば「エラー」です。エラーはただちに修正しなければならないのにあなたにはその意志すらない。
人生は目標に向かって努力することに価値があるはずです。それこそが喜びです。でもあなたにはそのような向上心もない、進んで人生の敗北者になっています。
あなたは自分本位の価値観でのみ生きていて社会の一員であるという概念がない。人はすべからく社会に貢献するべきです。
激高した「谷口」の返答
「間違っていないよ、君はいつだって正しいよ。でも君は心がないよ!君は心がないんだよ!」
三軒家万智の返答
「藪下依子、もうよい、後は私がやります。谷口、お前はそれで自宅でずっと悩んでいるのか?インテリ気取ってんじゃねぇ~ GO!!」
頭真っ白の「谷口」の心の中の想い
「凄い美人だが、藪下依子より十倍きつい、文学の通じない体育会系は最も苦手とする人種だ..」
三軒家万智:「もたもたしない!GO!!」
谷口:「ハイ、行ってきます」
仕事が終わった谷口のつぶやき
「家から一番近い会社だから選んだが、モラハラ上司の藪下依子にパワハラ上司の三軒家万智、酷い、酷すぎる!」
そして彼は「心のオアシス」- BAR「ちちんぷいぷい」に向かい、ママに愚痴を聞いてもらう。
愚痴を聞いたBARのママさんの返答
「藪下さんはあなたの問題点を理屈でしか説明できないの、それだけ。三軒家さんは行動の中で教えようとしているだけ。一人の大人として会社で働いて仕事が一人前になるって悪いこと?」
酔って激高する谷口の返答
「だがな、金儲けをせず世俗から離れて暮らすこともまた尊いはずだ!違うか!?人の生き方にエラーなんてものはないんだ。幸せは人の基準で決めるものじゃないんだ!」
ママさんの返答
『 でもお母さんの働いたお金があった上での「尊い生き方」よね、善くないよ、税金で遊んでる公務員のおひとり様版みたい、お母さんの働いたお金で書籍収集、セコッ! 』
谷口の返答
「君たちがなあ、善だの正義だの言っていることはなあ、しょせん世間が作った倫理観の受け売りに過ぎないんだよ!「善」とは家畜の群れのような人間と去就を同じにする道に過ぎない by森鴎外」
(ど、どうだまいったかぁ~バカ女、森鴎外だって俺の味方なのさ)
ママさんの返答
「谷口さん、そうやって吐き出してまた明日から頑張ればいいの、辛いの辛いのとんでいけー!ちちんぷいぷい~♪」「ハイ、今夜の料金は一万円になりまぁす!」
家までの帰り道の谷口のつぶやき
「人生は地獄よりも地獄的である by芥川」
翌日、会社で先輩の男性社員の庭野が「20年間引きこもりニート生活を送っている息子がいる夫婦」に対する考え方の件で、三軒家万智にきつく怒られていた。
三軒家万智はこう言った
「このご夫婦はもう分かっている 20年も働いたことがない40歳半ばの男を無理やり外に出したって何もできないってことを! つまらない常識や狭い価値観で物を言うな だから庭野は家が売れないんだ!」
それを聴いた谷口の想い
「お客の家庭問題なのになんてひどいこと言うんだ、絶望的な返答やん。この人は鬼や、まじ鬼や~。」
だが、三軒家万智はただものではなった。ニートにはニートに合った人生プランを用意していた。理想の押しつけではなく、現実的な対案を出せる女、それが三軒家万智。
そしてその後そのニートはブローガーとして成功したそうだ。
それを聞いた谷口の想いと行動
「あっ、何やこの人、結局常識超えとるやん、それも本物の僕の味方やん、素敵やん by紳助」 ということで辞表を出したが却下され、
「お前はあのニートとは違うなんでも一緒くたにしてんじゃねえぇ GO!!」
谷口:「ハイ、行ってきます」
心理学者Xによるフィールドワークは終了、そして心理学者Xはタテタカコの「卑怯者」を聴きながら、学会での発表に向かった。
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