男女関係の幸せの心理学 - 紙一重の認識の差が幸・不幸を分けている

 

当ブログでは、精神の病気などの重いテーマだけを扱うわけではありません。病気でなければそれでいいのか? というと今は病気の人はまずは病気を治療するのが最重要の目標であるけれど、

そして病気にはグラデーションがあり、中には回復できない人もいるでしょうし、現状維持がやっという方もいるでしょうが、回復してきたら(それが出来た人は)、少しずつそれをプラス方向に高めていく、(そうできれば)その方が良いと思います。

マイナス状態をまずは「プラスマイナスゼロ状態」まで持っていく、そして出来ればそこから、「幸福・健康・充実感」というプラスの方向性へ向かっていくことです。

重いマイナス状態をまずは「プラスマイナスゼロ状態」まで持っていくには精神科・心理療法等の専門治療が必要になってくる場合もあるかもしれませんが、

「プラスマイナスゼロ状態」からプラスの方向「幸福・健康・充実感」に持っていくのは精神科・心理療法等の専門治療だけでは全く不十分です。

より豊かな人生、楽しさや充実感を得るためのアプローチであるならば、心理学の方が精神科の専門治療よりも向いていると思います。

精神科・心理療法等の専門治療は病気を治す(治せない場合でも症状を止める、緩和する、悪化させないようにする)ために最適であり、心理学のアプローチは「より豊かな現実を作りだしていくこと」に最適であると思いますね。

この三つの長所を上手く組み合わせて使いつつ、後は幾つかの補足的なアプローチを加えれば、マイナス状態からでもプラスへ向かうことは充分に可能だと思います。

そして結婚・男女関係の幸せや不幸の原因にある心理的な原因が何か?ということも心理学的な分析によって在る程度は理解出来ることなのです。

ではここで、結婚・男女関係の幸せや不幸をテーマにしているTEDの動画を紹介しますね。

作家のジェナ・マッカーシーは、結婚(特に円満な結婚)についての研究の結果を語っていますが、「ちょっとしたこと」が幸せや不幸をわけていることが良く理解出来る、そんな動画です。

ジェナ・マッカーシー「結婚の知られざる真実」

 

 

紙一重の認識の差が幸・不幸を分けている

 

私達は、幸福や不幸をよく感じたり考えたりしますが、実際幸福ってなんでしょうね?

日本のように、世界的にも高い物質的豊かさと便利な暮らしを実現出来ていても、生活が貧しく決して便利ではない国と比べても幸福度が低いとは一体どういうことでしょうか?

何故一日100人近い人々が自殺し、イジメ問題やうつ病が溢れているのでしょうか?そもそも私達は本当は何を幸福と感じ、本当は何を不幸だと感じているのでしょうか?

私はよく思うんですね、「運の差」+「紙一重の認識の差」が幸・不幸を分けているだけだと。でも、多くの場合、幸や不幸が何かそのままの形で存在しているような、そんな静的で固定的な実体のように思いこんでいるだけではないでしょうか?

絶対的貧困のような「必要最低限のものすら満たせない状態」は今回のテーマとは異なります。

そうではなく、他者との比較によって生み出された「相対的な幸福感・不幸感」は実体として存在せず、実体としてあるものは「相対的ではない幸福感」と、それを喪失した事による「不幸感」だけではないでしょうか?

ではラストに、楽観主義バイアスと悲観主義バイアスが引き寄せる幸せや不幸をテーマにしているTEDの動画を紹介です。

ターリ・シャーロット: 楽観主義バイアス

人間は生まれつき現実的ではなく楽観的なのでしょうか?ターリ・シャーロットは、新しい研究結果により、人間の脳が明るい面を見るように作られていることを示唆し、これが危険であると同時に利点でもあることを説明します。

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