デビットボウイさんが1月10日に癌のため死去..。
年齢よりずっと若々しい雰囲気でスラっとしてハンサムな人ですし、新作も出たばかりなので、きっと今も元気に活動していると思ってましたが、18カ月前に癌と診断されからの闘病生活の日々だったようです。
最近の彼の活動は特に追ってはいなかったので、「久しぶりにデビットボウイを聴いてみようか」くらいに思っていた矢先のことでした。
デビットボウイが強烈な異彩を放った70年代から、彼は常に音楽シーンに多大な影響を与えていた人物の一人だっただけでなく、
その人間性も不思議な魅力ある、ちょっと一言では語れない独特な世界観の持ち主でした。今日は彼の追悼の意を込めて、彼の曲と名言、そして彼が音楽的・精神的に影響を受けた人の曲の紹介、
そして70年代のアコースティックな懐かしの洋楽名曲などを交えて紹介しています。
デビットボウイの音楽・歌・詩から伝わるものがメインで、彼が生前にどのような言葉を周囲の人やインタビューなどで語っていたかに関しては私はあまり詳しくは知りません。
以下の外部サイト・SNSにおいて、彼の言葉、彼に対する他者の発言などが名言としてシンプルにまとめられていましたので、そこから幾つか引用・抜粋し紹介させていただきます。
名言の引用・抜粋元 ⇒ http://tweettunnel.com/davidbowiebot
※ 以下に「 」に続く緑文字で表記したものが引用です。
何をしても文句をつけられる。大がかりにやっても、細々とやってもね。いずれにせよ非難されるんだから、どうやろうと関係ない。自分が何をしたいのかを見極めて、それを実行するのみだ。それしかないよ。
失敗しないと人間は成長しないからね。週に一度は何か失敗しているよ。そうでなきゃ、自分で自分を創造するような人間にはなれない。
ではまず先にリック・ウェイクマン(元イエスのキーボード奏者)がデビットボウイを追悼、名曲「Life On Mars」のピアノ弾き語りの動画を紹介です。素晴らしい研ぎ澄まされた演奏です。
僕はこれからも変化を続けて、そのまま墓に入るよ。そして土の中でも循環を続けるだろうね(笑)。
(スティングの慈善活動について批判的な意見もありますが?)ハハハ!僕は全く気にしないよ。彼はいい奴だもの。何度か会っただけだし、深くは知らないけど彼はあれでいいと思う。
デビットボウイとマークボラン(T・レックス)は友達で、グラムロック・ムーブメントを引き起こした二人でした。(マークボランは事故によって29歳で亡くなります。)
そして私はその後を知らなかったのですが、残され路頭に迷うことになったマークボランの内縁の妻と息子を友人であるデビットボウイが衣食住・生活費を援助をしただけでなく、
息子のローラン君の学費まで支払っていたんですね。⇒ マーク・ボランの息子を救ったのはボウイだった
もうひとつ外部サイト記事を紹介しておきますね。
「音楽にぼくらは勇気を学ぶ──」 より引用抜粋
かつて、カート・ローゼンウィンケルというジャズギタリストを取材したときに「いちばん好きなアーティストって誰ですか?」と聞いたところ、
「デヴィッド・ボウイ」という答えが返ってきて驚いたことがある。ジャズミュージシャンには珍しい答えだと思って、なんでですか?と問い返したら
「彼は勇気があったから」という答えが返ってきて、さらに驚いた。「自分をとことんまでさらけ出す勇気があった」。その理由をもってローゼンウィンケルは、ボウイを最上位に置く。
– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
◇ 関連外部サイト記事の紹介
では次は、「アコースティックな懐かしの洋楽名曲」の中から「カンサス」の曲を紹介です。
カンサスは70年代デビューのハードロックバンドですが、彼らが70年代後半に出したシングル名曲「Dust In The Wind(すべては風の中に)」の紹介です。(ハードロックバンドのアコースティックな曲の中で好きな曲の 一つです。)
芸術の間に境界は無い。音楽をやり始める前、まだ僕が絵や彫刻をやってた頃から、僕は自分の絵と音楽を結び付けたいと思ってたんだ。
70年代のハードロックバンドの中で物凄い勢いがあったバンドがレッドツェペリンですが、ツェペリンもアコースティックな曲が幾つかあり、その中でも旋律が美しい「Going To California」を紹介します。
ロバートプラントの声はクセがあり、人によっては合わないと感じる人も結構いるので(私は好きで昔からよく聴いていますが)、
今回はAMY LEE によるカバー曲の方を紹介します。このバージョンはとても聴きやすく彼女の澄んだ声はとても美しいです。
デビットボウイが「師」と呼んだルー・リードは、彼の亡くなる少し前に2013年10月27日に米ニューヨーク州サウサンプトンで死去しています。
俺はデヴィッドの身内でも、予想屋でも、分析家でもない。俺はデヴィッドが本当に好きなだけだよ。--ルー・リード
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコは印象に強く残ったバンドの一つなんですが、ルー・リードさんの詩の内容は濃く深く、時に重いと感じる内容も多いです。
そこで今回は爽やかな男女のカバーを紹介です。声質がとても良く楽しく歌っている二人の雰囲気は健全で良いです。笑
ですが、私にとってはヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコの世界は優しさに満ちた、そして懐の深い眼差しを感じるものです。
以下に他のcover、シングル曲など紹介しておきますね。
○ cover ⇒ Cowboy Junkies – Sweet Jane
○ single ⇒ Lou Reed – Walk On The Wild Side
そういえば、ルーリードに強く影響を受けたアコースティックなシンガーソングライターがいます、スザンナ・ヴェガです。
今はどうしているのかなぁと探したら、今も元気に歌っています。流石に見た目は年はとりましたが、声質が衰えていない、全くあのままのスザンナ・ヴェガがいて嬉しかったです。⇒ Suzanne Vega: NPR Music Tiny Desk Concert
僕は若い頃、禅に深く惹かれた。物事の儚さや諸行無常というものに強く感銘を受けたんだ。それは僕の書く曲にも通じるところが有った。万物流転という概念がぴったりあてはまると思ったんだ。
寒い朝、目を覚ますと、ここが京都あたりで、禅の修行場だったらいいのになと思うことがちょくちょくある。ベッドを出て煙草に火をつけて、近所をひと回りして、ようやくその感覚が振り払えるんだよ。
デビットボウイが影響を受けた人にScott Walker (スコット・ウォーカー)がいます。Scott Walker はイギリスではビートルズを超えるほど人気があったバンドのボーカルで、
ソロになってからは特に異彩を放っている人で、現在も活動しています。あまりに斬新過ぎて、時代の理解が彼の感性に追い付かない、そんな人ですね。
今回は斬新過ぎる曲ではなく、聴きやすいScott Walker の名曲をひとつ紹介しておきますね。⇒ Scott Walker “Angels of Ashes”
次はローリングストーンズの名曲「悲しみのアンジー」の女性coverの弾き語りです。シンプルな歌詞、メロディ、 でも心のどこかに忘れ去られずに強く残っている歌・旋律です。
ミック・ジャガーはとてもセクシーで男っぽい男だけど、しかし同時にすごく母性的でもあるんだ。彼はブルースにのめり込むことでそうなったんだね。
ボウイという芸名は僕が若かった時にボウイ・ナイフから着想したのです。16歳の頃、僕は重い哲学的な物に熱中していて、嘘やらそうしたもの全てを切り裂く真実性を求めていたんです。
若者が怒りの精神を持ったり、刹那的な振る舞いをするのは大事なことだと思うよ。若いってのは、そういう事なんだからね。でも、それはやがて過ぎ去って新しい視点を持つようになる-その段階に至る為には、そういう無鉄砲な時期が必要なんだろうね。
次は70年代に活躍したUKバンド「Liverpool Express」の紹介です。曲は「Every Man Must Have A Dream」です。懐かしく優しい古き名曲です。
次はジミヘンドリックスの曲「Little Wing」 を紹介です。この曲を初めて聞いたのは十代の頃で、その時凄く感動し驚きました。
ジミ・ヘンドリックス、クリーム、ノイ、カン…ベルリン一派のバンド全部…さらにグレン・ブランカといったあたりの魅力を再発見したんだ。
(ニール・ヤング「I’ve been waiting for you」のカバーについて)彼のファーストが最初にリリースされた時に買ってね、アルバムの中であの曲がフェイヴァリットだったんだ。彼のメロディとギタープレイは大好きさ。
ラストはニールヤングです。
ニールヤングも十代の頃によく聴いていましたが、やっぱり私はの初期のアルバムが好きですね。紹介の動画は現在のニールヤングのライブで、
すっかりおじいちゃんですが、声質が衰えていない、彼の世界が未だに昔と同じように伝わってくるのには驚きました。そしてライブの楽器の音や雰囲気が暖かいんですね。
「Out On The Weekend」はとてもシンプルでわかりやすいメロディですがニールヤングの曲の中で特に好きな曲の一つです。⇒ Neil Young Out On The Weekend/From Hank To Hendrix/Human Highway Live 2015
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