よく「成功哲学」とか「自己啓発」とか、「引き寄せの法則」とか「ポジティブマインド」とかって聞きますよね。 そういうものは果たしてどのくらい効果があり、
またそもそもそういうものの先にある「成功」は本当に成功といえるものなのか?そしてその「成功法則」とやらは幸せ・幸福と繋がっているのか?という疑問が今回のテーマです。
もちろん全ての成功法則の中身が間違っているというのではなく、あまりにも安易に「成功」「法則」という言葉が語られてはいないだろうか?ということです。
私がよく知る人々には各分野での社会的成功者が多いんですね。文系理系を問わず、商売・経営方面、会社・企業などでも成功したり大きく出世した人物等様々です。
ですが彼等の多くが成功哲学とかそういう類のことを人に殆ど語りませんし、啓蒙書やらも殆ど読まず、成功者セミナーなんて行ったことない人ばかりです。
しかも、ある一面だけ見て相対的に成功して輝いているように見えても、トータルではどうでしょうかね?と疑問に思う事の方がむしろ多いくらいですね。
私が関わってきた人々の中には、全く逆の、いわゆる「底辺」とか蔑視的な言い方をされる人々も結構います。 彼等に対する蔑視的なイメージもまた随分と偏っていると感じますね。
私たちは「他者や社会が方向づけたイメージ」に惑わされて囚われているだけではないでしょうか?
子供の頃から今まで、様々なタイプの社会的成功者と、その真逆の人達を身近な現実として体感しながら、
彼等の日常やプラーベートな部分、そして「数年程度の人生観察」ではわからない、数十年単位での彼等の人生全般の模様を身近な話として見て聞いて感じてきてそう思うんですからね。
そうすると、どうやら成功とか幸福とかって、そんなに画一的なものではなく、よく巷で聞かれる成功哲学とかっていうものが、とても役に立たないものに思えてくるんですね。 そもそも人にとっての成功って何でしょうか?
幸福って何でしょうか? 「これが成功だ。これが幸福だ。」という感じに固定的なものでしょうか? 自分以外の誰か他の人が決めた基準なのなのでしょうか?
今回はこのテーマの参考になる、科学的データから導かれる心理学的な見解をプレゼンしているTEDの動画を二つ紹介しますね。とてもユニークで楽しくも説得力のある動画です。
『幸せはいつもちょっと先にある-期待と妄想の心理学』の著者であるダン•ギルバートが、期待外れが不幸を呼ぶという考えに対立します。
私たちの中にある「心理学的免疫システム」が、たとえ予想通りに事が運ばなくても、心からの幸せを感じさせてくれることがあるのです。
アラン・ド・ボトンが成功と失敗の発想を分析します – そしてこの2つの判断 の原因となる条件を問題視します。
成功や失敗は勝ち得たものなのか? 彼は、俗物精神を乗り越え越えて、真実の喜びを仕事で見つけるために、 雄弁で、気のきいた論証します。
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