今日はスキマ時間が出来たのでブログを事更新しました。
今回は主に「歌・旋律の癒し・音楽療法」「ユーモア・ジョーク」のカテゴリーの更新ですが、テーマは「ゲームの心理効果」で、
先にマリオとゲームの心理効果、次にポケモンGOで、「統合失調症」「PTSD」「鬱」などに関するちょっとした情報も含まれていますが、内容は「補足的なもの」という感じです。
まず、マリオに関する記事の紹介です。
「「マリオ」ゲームで脳の特定の部位が発達:研究結果」より引用抜粋
「スーパーマリオ64」をプレイさせた実験で、記憶形成、空間的定位、戦略的計画、微細運動技能に関連する脳の領域が増大することが明らかになった。
アルツハイマーなど、脳の特定の領域が萎縮する精神疾患の治療に役立つ可能性もある。
(中略)
この研究が意味することは、ヴィデオゲームには、統合失調症やアルツハイマーなど、脳の特定の領域が萎縮する精神疾患の治療に役立つという意味での治癒的価値がありうるということだ。– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
ニュージーランドのオークランド大学の研究チームがうつ病治療を目的に開発しSPARXというゲームがあります。
その他、「テトリス」の場合は、「PTSD」のフラッシュバックに対する心理効果の研究結果が報告されています。EDMRと似たような作用があるのかもしれませんね。ゲームのタイプによって何に効果があるのかは異なるようです、詳細は下記リンク先にて。
◇ 関連外部サイト記事
○ テトリス トラウマのフラッシュバック阻止に驚くべき効果
○ 「うつ病治療ゲーム」にカウンセリングと同効果、ニュージーランド研究
ゲームの心理効果は、現時点では「治癒」や「根本的な回復」を保証するものではなく、脳の可塑性を活かした補助的な療法や認知機能の維持・改善の手段として期待されている段階です。
それはともかく、個人的にはマリオのあのシンプルなキャラが好きで、マリオは音楽もシンプルでテンポの良い曲が多いですね。以下に紹介の動画に登場する、遊び心たっぷりのギター職人さんのマリオメドレー、凄くて面白いです♪
ポケモンGOって鬱とかに効くの?
以下「ハフィントンポスト(日本版)」からの引用・抜粋です。
Grohol博士いわく、運動が精神状態にいい影響を与える事実は20年前から確認されているとのこと。
運動すればするほど症状が軽くなり、精神療法や薬物治療できないときは、特に効果が高いと述べられています。
しかも『Pokemon GO』のために歩き回れば体重も減り、健康な体作りができます。カラダにいいことは心にもいいということ。
– 引用ここまで –
次は「日刊ゲンダイ」からの引用・抜粋です。
ネットやゲームと健康の研究をしている米国のジョン・グロール医師は、「外に出て新鮮な空気を吸い、他人と交わるシンプルな行為が、どれほど心の健康に良い影響を与えるかは証明済み。
うつ状態のときに体を動かそうという気持ちになるのは難しいが、そのモチベーションを高めるのに有効だ」
– 引用ここまで –
先の「ハフィントンポスト(日本版)」の引用記事の続きですが、
とはいえ、過信は禁物だとGrohol博士は釘を刺しています。確かに家を出て軽い運動をしたり他人と会ったりする動機づけにはなるが、決してメンタルヘルスの専門家の代わりにはならないと。
ゲームは深刻な精神不調をそれだけで治療できるとは考えないほうがいい、あくまで精神療法や服薬の助けに留まると博士は語っています。 – 引用ここまで –
まぁ専門家の方の「釘を刺した部分」、これは大事な点なのですが、同時に先の「一部の一般人の疑問・意見」にも一理あって、
結局はポケモンGO効果も「専門治療の補足、あるいは並行して行われる心理的アプローチ」のひとつとして見れば、「ドーパミン(興奮・喜び)とセロトニン(心の安定・やすらぎ)」の関係性の中で生じる「昂揚感・やる気・不安の軽減」⇒ 充実感増大 のひとつなんですけどね。
だからそういう意味では、「昂揚感・やる気・不安の軽減」に繋がる「無理のない、副作用や危険性の少ないもの」であれば、それは何だっていいわけです。
「副作用や危険性」に関してポケモンGOの場合、没頭し過ぎて事故に巻き込まれたり引き起こしたりする物理的危険性と、依存症などを高めた結果、逆にやり過ぎて悪化する、という可能性ですね。そこに気を付ければ、まぁ補足的なものとしては有効なもの、と言えますね。
そして先の「日刊ゲンダイ」の引用記事の続きですが、
実際、うつ病患者のリハビリは慎重に行われる。ウオーキングひとつにしても、患者によっては、まず玄関で靴を履くことだけをやってみるところから始める。
そこから、自宅の周辺を1周して戻ってくることを目標にして、徐々に5分、10分単位で歩行時間と距離をのばしていく。
同時に、ダメだと思った時はリハビリを中断して休む勇気も持たせることも重要だという。単純に外を歩き回ればOKというものではないのだ。- 引用ここまで –
とありますが、重度のうつの場合、ポンポン動けませんし、あらゆる物事への興味・関心自体が薄れるので、そう簡単にはいきません。
「日刊ゲンダイ」の引用の続き
精神科医の中には、「うつ病はさまざまな依存症を併発しやすいため、患者さんの依存対象を増やしてしまう懸念がある」という声もある。 - 引用ここまで –
これも同感で、「うつ」といっても様々なケースがあり、「ポケモンGO」のようなものだけでは治らないタイプもあるわけです。
なので、
ポケモンGOだけではうつ病の治療にはならない。すでにうつ症状がほとんどない状態の患者が、外出するきっかけになる効果がある程度に考えておいた方がいい。
– 「日刊ゲンダイ」 引用ここまで –
という記事の締めくくりで良いとは思いますが、少し補足しておくと、重度のうつになる前に、こうやって何かのキッカケで治る、あるいは良い方向へ向かうなら、それにこしたことはない、と私は考えるので、
「ポケモンGO出来る時点で鬱じゃない、ただの甘え」とか、「経験則だけで具体的な科学的エビデンスがない、プラセボと同次元」と否定的に小馬鹿にして責めるのではなく、
「科学的治療が必要になるほど酷くなる前に早期に治ってよかったね(^-^)」の応援の姿勢の方が基本的に良いと私は思いますね。
治るためのキッカケなんて色々あって良いんだよ、と思いますし、酷いより軽い方が、遅いより早い方が自他共に楽で良いに決まってるので。ただ、「専門家によるそれぞれの注意点」は守った上での範囲内で、という話です。
◇ 関連外部サイト記事の紹介
○ 「ポケモンGO」がうつ病に効く!? 「ポケモンGO」と「アニマルセラピー」の類似点と癒やしの効果とは?
ではラストにもう一曲紹介。西野カナさんで、「NO.1」です♪