ひとつのことを続けなければ駄目? ものにならない? 

 

梅雨も終わりいよいよ夏本番ですね。 久々に記事更新の時間が出来たので、2記事続けて更新しました。出来れば7月中に記事をもうひとつふたつ更新出来るかどうか、まぁ今はそんな感じです。(^-^;

 

話は変わりますが、イチローがオフで日本に滞在していた4ヶ月間に、「同じアーティストの同じ曲」だけをずっと聴いていた、という話ですが、ほんと徹底した「ひとつのことを極める人」の特徴ですね。

 

「同じアーティストだけ」を4ヶ月間ならまだわかりますが、「同じ曲だけ」を4ヶ月間って凄いですね(^-^)、通常なら飽きるはずです。

 

そして面白かったのが、「そうやって延々と聴いていると今まで気づかなかったことがわかってくる」というような意味のことをイチローが楽しそうに語っているところでした。

 

彼のような人は「同じもの」を様々な角度から見て、誰も気づかないようなことまで発見してどんどん掘り下げていけるんですね。「同じもの」のはずなのに「同じもの」ではないわけです。

 

こういうイチローのマニアックさが私はとても好きです。飽きないんです、「同じもの」でも本当に関心のあるものであれば。

 

イチローは野球の傑出した達人だと思いますが、 そして、みんながイチローみたいになれないとしても、そしてそもそも「何かをものにする」ためには必ずひとつのことを続けなければ駄目なのでしょうか?

 

今回はこのあたりのことに関連するTED動画で、エミリー・ワプニック天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう?を紹介します。

 

 

 

仕事は「人格」を形作る、あるいは心身に影響を与える、ということは、大人になって社会で働けばだれでも経験し理解できることでしょう。

 

「仕事」「職場」の質や関係性によって、物凄く負の影響を受ける人もいれば、そうではない人だっているでしょうけど、「仕事」は人生の時間の大半を占めている以上、この「質」を見過ごすことは出来ないでしょう。

 

また、職種や組織での立場によって異なる「役割人格」の質の違いによる影響はもちろん、「脳の使い方」による「認知症」などへの影響も異なることが近年指摘されています。

 

例えば「弁護士や教師、ソーシャルワーカー、技術者や医者などが認知症の抑制効果が最も高く、肉体労働従事者やレジ打ち、機械オペレータは逆に認知症になりやすい傾向」、

 

人と接する職種の人は、モノやデータを扱う職種よりも障害耐性があ傾向」などの指摘は、まぁ一概に誰にでも当てはまるようなものでなく個人差はもちろんあるでしょうが、「脳の使い方」が職種によって異なる、ということは確かでしょう。 参考 ⇒ 最新研究でわかった「認知症」になりやすい職業、なりにくい職業

 

 

そして「仕事」という誰もが良く知るこの現実の一面を、とても斬新な視点から考察しているTED動画:バリー・シュワルツ「 我々の仕事の考え方は間違っている」を紹介しますね。(個人的には彼の主張はやや極論なところも感じますが、部分的には面白い考察だとは思いますね。)

 

 

 

 

内向性と外向性の自己実現

 

ここからはちょっとした補足記事です。

 

内向型の自己実現、外向型の自己実現、気質や能力に見合った自己実現というものはあるにせよ、内向性と外向性は相互依存的であり、より多元的な外向性は、変容性内在化と創造昇華を含む内向性による質的変化(変容・成長)が必要です。

 

内向性と外向性の運動が硬直性の完結型の場合、外部と内部の化学反応である「変容性内在化」と「創造昇華」が生じず、その結果「質的変化(変容・成長)」が生じないために、ウチもソトも徐々に発展性が乏しくなる傾向性に向かい、

 

逆に外向性だけが開かれている場合も「創造性のない目に見える物質的収穫」はあっても、内との調和・還元がなく、不調和で一方的な分離肥大化していく傾向性となります。

 

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