今日も何とか時間が取れたので、時間あるうちにサクッと更新しました。じゃないとまた間が空いてしまう可能性があるので。
今回はヒップポップやダンス系の音楽を紹介しつつ、ダンスセラピーとヒップポップセラピーに関するテーマで記事を書いています。また記事の最後の方では、「地上最強の癒し系ダンサー」を紹介してもいます。
まずヒップポップの曲でKendrick Lamar(ケンドリック・ラマー)の曲を紹介します。詳細 ⇒ ケンドリック・ラマー
Kendrick Lamar – The Recipe (Live At Coachella)ft. Dr. Dre
ラップ系・ヒップポップだけでなく、R&B、ソウル系の歌手でダンサー、例えばビヨンセとかメアリー・J. ブライジとか、他にファーギーとかシャキーラとか、そういうスター歌手以外にも、以前は色々と聴きまくっていた時期がありました。
そして音楽は多様なジャンル・楽器がセラピーとして活用されていますが、今日はまず先に「ヒップポップセラピー」というものを紹介します。
「ケンブリッジ大学の研究者が注目するヒップホップセラピー 」より引用抜粋
精神科医アキーム・スール博士と、臨床神経科学者のベッキー・インクスター博士が、ヒップホップを精神病治療に活かす為のプロジェクト、Hip Hop Psychを始動しました。
プロジェクトの一環として、医療の専門家や研究者を教育するため「ヒップホップフレームワーク」を使い、ヒップホップの五大要素(ラップ、DJ、ブレイクダンス、グラフィティ、知識)を参加する人々に伝えています。
その中でも最も大切なのは「知識」だとスール博士は主張します。厳しい現実に向き合い対抗する気持ちを、ありのまま語るヒップホップの「意識的な叙情性」を知ることです。
スール博士は、Hip Hop の歌詞の中に、中毒、精神病、行動障害、双極性障害、境界性人格障害などに繋がるリスクファクターを見ることが出来ると言います。
(例えば、都市での生活、栄養不足、虐待など破滅的な親の影響、ポジティブな見本となる大人がいない等)また、貧困や犯罪などの社会的問題も浮き彫りにされています。
しかし、ヒップホップアーティストの才能や技術によって、状況が言葉にされるだけでなく、そこから抜け出す手段となっているとスール博士は説明します。– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
引用元⇒ http://woman.mynavi.jp/article/141201-180/
「ヒップポップセラピー」はこのブログでは「ネガティブアプローチ」に属するもののひとつで、ネガティブ環境下における負の感情の昇華に使います。闘争心、反抗力を使うわけですね。
その負のエネルギーを創造的に昇華し、現実を変えて自己実現していく具体的なイメージに変えて表現し、そのイメージを現実化させる方向性へ向かっていく、というわけです。
スターの光と影
過去にファーギー、メアリー・J. ブライジのライブを見に行ったのですが、メアリー・J. ブライジはクイーン・オブ・ヒップホップ・ソウルの超実力派なのでともかく、ファーギーに関してはライブを見るまでは特に興味はなかったんですね。
ファーギーは当時、若い女の子に大人気のファッションリーダー的な歌手というイメージが強くて、「その手の女の子の人気歌手には興味ない」と勝手に思い込んでいたので、あまり本気で聴こうとは思わなかったんです。
ところがライブを見た時に、ファーギーのダンスと身体の躍動感が素晴らしく、ファーギーの実物のパワーと魅力によって、「勝手な思い込み」は秒殺ノックアウトされました。笑 それ以後はよく聞くようになりましたね。
ファーギーは、彼女が若い頃に乱れた性生活とドラッグ・覚せい剤に依存していたことを告白していますが、その中毒状態で幻覚すら見るようになっていて、それを催眠治療やセラピーで克服したといいます。今は子育て真っ盛りのセレブ奥さんです。
メアリー・J. ブライジは詩的な雰囲気のある人で、立ってるだけでも絵になるような人なのですが、そんな彼女も子供の頃に性的虐待を受けており、その結果彼女は自己肯定感を得られず、自虐的に自分を追い詰めアルコール依存症に苦しんだ過去を告白しています。
そして彼女もまた良き理解者の夫との出会いを期にそこから立ち直ったんですね。ライブで彼女が登場し歌い踊り出すと、まるで会場を全てのみ込むような強く太く巨大なスケールの意識の質を感じ圧倒され驚き、
ファーギーよりも深いところから体に響いてくる感じが心地よかったことを記憶しています。流石に世界のソウル女王は凄いなぁと感動しました。
シャキーラはもっと柔らかくて明るい解放感ある雰囲気が素晴らしいです。シャキーラはマドンナと同じくIQが高く140 あるらしいですが、
マドンナ的な理知的な固い雰囲気はなく、伸びやかで優しい無邪気な雰囲気が癒されます。(ラテン系に多い情熱的で激しい一面もありますが)ではシャキーラの曲をまず一曲紹介します。
Shakira – Suerte (Whenever, Wherever)
ダンス・ムーブメントセラピー(DMT)
ダンス・ムーブメントセラピー(DMT)というものがありますが、ダンスは「うつ」には効果はあるのでしょうか?ではここで英国・リーズ大学のBonnie Meekums氏らによる以下の記事を引用紹介しますね。
「うつ病にダンスセラピー、その効果は」 より引用抜粋
英国・リーズ大学のBonnie Meekums氏らは、うつ病に対するダンス・ムーブメントセラピー(DMT)の効果を明らかにするため、3件の無作為化対照試験(RCT)の解析を行った。
その結果、DMTのうつ病に対する確実な効果は認められなかったことを報告した。DMTは広範囲の文化的、知的バックグランドを持つ人が活用しているが、その効果は十分にわかっていなかった。
Cochrane Database Systematic Reviews2015年2月19日号の掲載報告。
– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
引用元⇒ うつ病にダンスセラピー、その効果は
「うつ」に関する効果はこの検証実験では認められなかったようですね、では他の場合はどうでしょうか?以下に「虚弱高齢女性」と「閉経後中高年女性」に対する効果検証のPDFと記事をそれぞれひとつ紹介しておきますね。
参考PDF ⇒ 介護老人保健施設デイケアに通所する虚弱高齢女性に対する集団ダンス・ムーブメントセラピーの心理生理的効果
「閉経後中高年女性における集団ダンス・ムーブメントセラピーのストレスケア効果に関する研究― メンタルヘルスの改善とストレス関連ホルモンの変化―」 より引用抜粋
ABSTRACT 閉経後中高年女性(閉経後女性)に対する集団ダンス・ムーブメントセラピー (DMT)のストレスケア効果を明らかにする実験を行った。
被験者28名を,DMT,静的日常活動(Life), 歩行バランス運動(Walk)にランダムに割り付け,90分間の活動に13週間計16回参加させた。
DMT群では短期的な身体的心理的ストレス緩和や感情の改善,長期的な社会的ストレス緩和,DMTや体調についての肯定的認知(の高まり),
早朝尿中の17-ケトステロイド硫酸抱合体(17-KS-S)の生体修復方向への増加を認めた(Walk 群:メンタルヘルス増悪傾向,17-KS-S 増加せず。Life群:メンタルヘルス改善,17-KS-S 変化なし)。他の活動に比し,DMTは閉経後女性の健康を心身ともにホリスティックに改善すると考えられる。
– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)
引用元⇒ 閉経後中高年女性における集団ダンス・ムーブメントセラピーのストレスケア効果に関する研究― メンタルヘルスの改善とストレス関連ホルモンの変化―
身体感性へのアプローチ
私自身、昔から武道・ヨガ・気功・その他運動・エクササイズなどを色々とやってきた実感として、また専門家による科学的な検証実験による効果の有無や程度、
そして身近な人々の体験例などを参考に総合的に考えると、感性アプローチには性差・年齢・身体感性などの相性があり、またそれを行う時の心身の状態なども個人差があるので、
何が合うか合わないかは人それぞれで、無理に行わず「補足のもの」として考えるスタンスがいいですよ、という意味の記事を過去にも何度か書いています。その中で、自分にピタッと来るいい感じのものを続けてみると良いと思います。
ただ、科学的な検証によりある程度の効果が認められるものとそうでないものもあるため、その場合は科学的な検証によりある程度の効果が認められるものの方を優先して紹介しています。
ではラストに、ファーギーよりもsexyに、シャキーラよりも開放的に、メアリー・J. ブライジよりもパワフルな、日本人女性ダンサーを紹介しましょう。「え?そんな女性が日本に?」 その私の魂を奪った女性ダンサー「地上最強の癒し系ダンサー」がこの人です。
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