心理学総合

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「愛」の多元性 

そもそも「愛とは何か?」すら絶対的な基準があるわけではないから、本当の愛は○○とか、○○は愛とはいえないとか、そういう基準自体、信仰告白のようなものでもあるけれど、「○○は本当の愛ではない」とジャッジするには、「ほんとうの愛」を知ってなけれ...
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無形のウニオ・ミュスティカ   

世界・自然界は大きな変化の時を迎えています。とても大きな今までにはなかった流れに向かっています。人によっては今の流れがとても苦しいものとして感じられるでしょう。しかしまだこの流れは始まりに過ぎないでしょう。ごく一部の成功者や、仕事も生活も上...
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有限と無限  あり得ないはあり得ない

「神についての思索を表現しない方程式は僕にとっては無価値だ」と語る天才数学者ラマヌジャンは、ロゴス的知性による哲学とは真逆の直観によるものであり、ラマヌジャンの知への洞察は瞑想的ものなんですね。ここで語る「瞑想」という表現は「マインドフルネ...
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秩序と自然  閉じられた個人 / 開かれた個人

アメリカでよく懲役三百年とかそういう話を聴いたりしますが、併科主義による判決でそうなるわけですが、ギネス認定の最長の判決は「141,078年」だそうです。そして1972年、スペインで約4万通の郵便物を配達せずに自宅に隠していた男が逮捕され、...
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「悪の巧妙さ」 ありふれたものにみえるありふれてないもの  

「私たちは..」というような表現を嫌がる人がいますが、とはいえ案外「私たちは..」といえるような傾向性が「私たち」にはあります。サピエンスとしての類型、原初の思考の型、ミーム、防衛機制、バイアス、そして「それぞれの国、社会、集団のエートス(...
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再帰的併合操作  人と動物の言語と概念

今回は前回の記事の補足的な内容です。前回の記事「同一性と類型 差異と反復とアブダクション」の後半部で『人間と動物の言語的思考の差異として「アブダクション」と「記号の転移性」「再帰的併合操作」の三つの要素をあげましたが、「再帰的併合操作」に関...
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同一性と類型 差異と反復とアブダクション

今回は前半で「同一性と類型」、次にドゥルーズの「差異と反復」をアブダクションと認知言語学の「イメージスキーマ」という概念で考察し、後半では「オノマトペと音象徴」を中心に「言語」というものを考察しています。同一性と類型は別物です。同一性という...
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絶対矛盾的自己同一性を生きるということ

「絶対矛盾的自己同一」は西田幾多郎氏の概念ですが、今回は氏の哲学を掘り下げるわけではなく、これは単に矛盾的自己同一性を生きている人間の姿を考察したものです。故 坂本龍一さんは、「何かを嫌いつつもやはりそこに何かの力を感じとる両義性、矛盾にゆ...
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存在強者と存在弱者

少しだけ興味があるというか、「本人に聞いてみたいこと」のひとつに、「玉木宏さんは一夫多妻制についてどう思いますか?」という実にくだらない悪趣味な質問があります(笑)玉木宏さんはなんと答えるのだろうか?「あ~あの100人とか365日とかネット...
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美醜と快不快 「前提」に排除されたもの 

今回は「美醜と快不快」、そして「前提に排除されたもの」をテーマに考察しています。ではまず一曲♪ パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 を演奏する吉村妃鞠さん、経験を経て年月を重ねてようやくわかるような精妙な質をこの若さで体得してしまうとは...
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