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相対主義のパラドックスと思想的レトリック

「わたし」の解釈は、社会によって構築された概念を前提に思考されるため、「わたし」及びその思考が構築されたものである以上は、社会への批判的視点も、その社会・文化の中で形成された概念や思考の枠組みを用いて行われます。「起源」ばかり問わないで:カ...
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動物的なあまりに動物的な

ヤブイヌ…その魅力と言えばなんと言ってもキツネやクマやイヌやタヌキなどの様々な動物の印象に残らない部分だけを抜き取り、それを混ぜ合わせたような大いなる無特徴っぷり。ヤブイヌのキャラとか見た事ないもん。名前すらどこか投げやりで……もしかしたら...
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「相手の身になって考える」とは?

「単純化された思考」は、様々な他者観において見られます。「性」に対してもそうですね。近代~現代というのは、「単純な思考の型が長い月日を経て幾度となく再解釈されながら複雑化した思考の流れにある」ともいえ、終わりなき脱構築の過程ともいえます。キ...
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排除アート化した「漂白化された社会」

障害を個人の問題として捉える「医学モデル」に対し、社会モデルは障害を社会的な文脈で理解しますが、社会の要請する能力の基準・バランスに達していないゆえに「生きづらさが(困難)」が生じ、そのレベルが「障害」といえるほどのレベルのため○○障害だと...
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共時性と因果性  ゆらぎから創造へ 

因果性は、ある出来事(原因)が別の出来事(結果)を引き起こす関係を指します。これは時間的な順序があり、原因が先に存在し、その後に結果が生じるという明確な流れがあります。共時性は、因果関係に基づかない「意味のある偶然の一致」を指します。これは...
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似て非なる光が総取りする領域では光も影も見えにくくなる

「氷河期」って一枚岩ではないんですね。団塊世代と比べると遥かにバラバラで、「俺たち氷河期」みたいに一括りには出来なくなった世代でしょう。「それなりに上手くいった氷河期世代の成功者バイアス」は、「完全に見捨てられた側の氷河期世代」には何の意味...
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「心の中の百条委員会」とグレーゾーン

よく「営業」の人で「嫌な感じの接客」をする人がいますが、「この接客の仕方では客が離れていくよね」というよくあるアレですが、「他者の嫌な接客」は見えても「自分のそれ」は見えていない、っていうのはごくありふれたものにもかかわらず、見落とされるこ...
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三体問題  クォンタム・セルフと「制度化された時間」

「受命(じゅめい)」「随命(ずいめい)」「遭命(そうめい)」は、中国の古代思想における運命の三つの側面を表す概念です。これらは「三命説」として知られています。受命: 人の寿命を指します。生まれながらにして定められた寿命のこと。随命: 因果応...
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「余剰」の喪失と「高級な嘘」

ジョセフ・ヒース 氏みたいな「言語性知能及び言語化の達人」は、ボクシングでいえばベンジャミン・ウィテカーみたいな磨き抜かれた技とセンスを感じます。ベンジャミン・ウィテカー最高です♪「余剰」の喪失と「高級な嘘」「推し活」という囲い込みの力学は...
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アメリカ大統領選  「実」と「虚」~創造的破壊へ

トランプ当選おめでとうございます。ところで、マカクザルには「選挙に負けた候補者のほうをじっと見つめる習性がある」とのことです、今回はハリスをじっと見つめていたのでしょうか。 ⇒ なぜかサルは選挙に負けた候補者のほうをじっと見つめる習性がある...
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