重いテーマも多いこのブログですが、今日は「心に響く名言と歌」の紹介と、日常と非日常の中で調和する「ゆらぎ」とバランスのテーマで記事を書いています。
人生にはたった二つの生き方があるだけだ。 一つは奇跡などないかのような生き方、もうひとつは、まるですべてが奇跡であるかのような生き方だ。(アインシュタイン)
アインシュタインのこの言葉好きですが、この二つが融合した『奇跡などないかのような生き方の中に存在しつつ、まるですべてが奇跡であるかのような生き方 』があるんですね。それはこのブログの目指すテーマのひとつでもあります。
人の足を止めるのは絶望ではなく諦観 人の足を進めるのは希望ではなく意志(キース・バイオレット)
キース・バイオレットのこの名言は、とても実直な言葉で好きです。
楽に「気持ちの切り替え」が出来る「柔軟な心身」
民俗学者の柳田國男は日常性を「ケ」と呼び、非日常性を「ハレ」と定義しましたが、「ケ」と「ハレ」は「交感神経、副交感神経」にも関連していて、「緊張と弛緩」、「高揚と沈静」などにも関連してます。そして「理性」と「感性」にも関連してます。
「理性」というのは「感性」をおさえつけるためにあるのではなく、「感性」も「理性」を破壊するためにあるのではない、という意味のことを以前にも書きましたが、
感性がまず「土台」にあってこそ理性が適切に機能し、また理性があるから感性も適切に機能する、という相互補完的な関係性なわけですね。
例えば交感神経は血管を収縮させ血圧を上昇させ、副交感神経は血管を拡張し血圧を下げる、という相反する作用をもたらしますが、このように物理的なものを考える時、「一方だけの作用しかなかったらおかしくなる」ということはすぐわかるでしょう。
ですが体も心も同じなんですね、「心」だと認識が抽象的になりやすいため、一方が暴走しちゃたりバランスが悪い状態を自覚出来ないことがあるんです。
「ケ」と「ハレ」をバランスよく使い分け調和させる事によって、日常・非日常が争わず対立せず、楽に「気持ちの切り替え」が出来る「柔軟な心身」になるわけですね。
では、以下に幾つかの歌の動画と名言を続けて紹介します。
自分らしさを忘れた時に自分らしさを思い出させてくれる人がいる。 笑い方を忘 れた時に笑わせてくれる人がいる。 友達でも恋人でも自分が忘れそうな自分を思い出させてくれる人は大事な人なんだろう。 自分を見失いそうな時、そばにいて大丈夫と笑ってくれる人を大事にしたい。(作者不詳)
久保田利伸 『Bring me up !』(Short Ver.)
一番だまし易い人間は、すなわち、自分自身である。(パルワー・リットン)
女にとっての復活は、 あらゆる破滅からの救いと更生は、 愛のなかにある(ドストエフスキー)
悲しむことはない。いまの状態で何ができるかを考えて、ベストを尽くすことだ。 (サルトル)
MISIA – MAWARE MAWARE
自分の感じかたに自信が持てない時は、沈黙していなさい。(アレキサンダーポ ープ)
世間からよく思われることよりも、自分が心からやりたいことを見つけ出すこと。そして、自分らしく生きていくことのほうがずっと大切であるということ。(斎藤茂太)
成功に必要なことをあえて一つ述べるとすれば、それは、「つねに願望や目標について考えることだ」と言うことに尽きると思います。なぜなら、私たちの人生は私たちの「思考」でつくられているからです。 (アイザック・ニュートン)
Superfly『Live』2014年5月14日リリース!
大多数の人間は、静かな絶望の生活を送っている。 (ヘンリー・デイヴィッド・ソロー)
苦しみというのは「ある自分」を維持しようとして始まることである。自分を壊すまい、と必死にがんばることが苦しみとなる。(高橋和巳)
何かをしたい者は手段を見付け、何もしたくない者は言い訳を見付ける。(アラビアのことわざ)
浜田省吾 『家路 (ON THE ROAD 2005-2007 “My First Love”)』
人生は往復切符を発行していません。 ひとたび出立したら再び帰ってきません。(ローラン)
我々は、どちらかといえば、幸福になるためよりも、幸福だと人に思わせる為に四苦八苦しているのである。(ラ・ロシュフコー)
いろいろ考えすぎても絶対駄目だと思う。 いい演技をしたときは考えすぎていない。 (浅田真央)
福原美穂 『Apologies feat. Sleepy.ab』
理性と感性と無意識のゆらぎのバランス
理性的なものは現実的であり、現実的なのは理性的である。 (ヘーゲル)
過去記事で「理性は世界を発展させ、感性は世界を繋げる」という意味の大まかな定義をしていますが、ハレとケも相反する作用をもたらしつつどちらも必要であり、バランスが大事なのですね。無意識は「ゆらぎ」的なバランスで調和しているものなので、
無意識の中に「硬直性の強いスキーマ(形状記憶)」が形成されている人は、無意識の「ゆらぎ」状態を失い、バランスの自然回復が出来ないことがありますが、硬直性の強いスキーマはアンカリングより深いところで認知のバイアスを生み出しています。
※アンカリング: 情報が印象に残って基準点「アンカー」となり、認知バイアスになっていること
そういう人は、「硬直性の強いスキーマ(形状記憶)」との「同化」を外すためのマインドフルネス的なエクササイズや、自然の中でゆっくり時を過ごすなどをおすすめします。
また「硬直性の強いスキーマ(形状記憶)」が認知的不協和を非常に強く生じさせるタイプのものである場合は、(例:トラウマや強いネガティブ作用をもたらすもの)先に書いたものに加え、状況・状態のレベルによっては専門治療を受けることをおすすめします。
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