心理学・人文学 総合

生成地平哲学──発生的説明を超えて「成立の構造」を問う

原因を求めれば、その原因の原因が必要になります。どこかで停止すれば、その停止点自体の根拠が問われます。循環によって説明すれば、その循環構造そのものの成立条件が問題になります。つまり、「何かがいつ、何によって生じたのか」という発生的な説明だけ...
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仏教宇宙論と閉じない問い

今回も「仏教」に関する記事ですが、前回は「人間は文化や思想を理解するとき、どのような枠組みに囚われるのか」をという視点から書き、(前回 本質という物語——仏教史とその解釈)今回は、「人間は世界そのものを理解するとき、どのような物語や概念体系...
社会心理学・社会学・人類学

本質という物語——仏教史とその解釈

歴史を振り返ると、宗教、思想、学問、社会運動は、しばしば特定の人物や学派を中心に体系化されてきました。その人物が優れた洞察を持っていたとしても、その視点が「本質を見抜いた者の視点」として絶対化されると、そこから外れる現象は重要性の低いものや...
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世界が私を経験する前に——空と意識の境界で

前回の文章の続きでもありますが、「なぜ何かが存在するのか」という哲学の問いがあります。前回の記事 「中論的視座から見る一般化——仏教理解と認識の問題」宇宙、物質、生命、意識がある。しかし、「なぜ存在するのか」という問いに対して、何かを根源と...
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「中論的視座から見る一般化——仏教理解と認識の問題」

日本テーラワーダ仏教協会の編集局長である佐藤哲朗 氏の動画、2時間ほどありますが、作業しながら聴きました。➡ 社会学者がふしぎな「オレ仏教」を語る理由|深夜対談(星飛雄馬✕佐藤哲朗)動画で、橋爪大三郎氏や宮台真司氏といった社会学者の「仏教語...
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語られる暴力/語られない暴力──専門家・メディア・公共圏が生む非対称性の政治

近年の公共言説を見ていると、「差別」「暴力」「権力勾配」「抑圧」「非対称性」といった言葉が、広く用いられている。もちろん、それ自体は必要な視点で、実際、弱者への暴力や構造的不平等を可視化してきた功績は小さくない。ただ一方で、それらの概念が、...
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「言葉にする」と「言葉にならないもの」のあいだで

今回は前回の記事のつづきというか補足のような記事です。前回の記事 ➡ 音の中で、世界と私が組み立てられていく 気持ちを誰かに話したり、日記に書いたりすると、なんとなくすっきりする、そういう経験はよくあるものだと思うけれど、「言葉にする」とい...
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名以前の声 匿名が照らし、実名が隠すもの

「THE SECOND」、個人的に金属バットが一番面白かったです。「THE SECOND」は「会場の観客100名による完全匿名採点」を採用していますが、たとえば料理の評価、スポーツや格闘技の評価でもよくあるし、閉じた組織や集団の中での「匿名...
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音の中で、世界と私が組み立てられていく 

料理に合う食器があるように、音も歌もそうかもしれない。ニーチェは、生の苦悩に耐えるためには芸術が必要だと述べたけれど、そしてそれは現代の言葉で言えば、芸術は私たちの自己モデルを豊かにし、経験の軌道を広げる役割を持つと言えるかもしれない。しか...
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埋められなかったもの——魯山人と非完結の美

「魯山人のかまど」を見ましたが、藤竜也さんの演技の見事さに感動しました。とはいえあれでもまだ「いい人」な感じに描かれていますね。北大路魯山人は今の時代だったら世に出ることすら不可能で何の功績も残せない可能性すら高かったでしょう。しかし、魯山...
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