社会心理学・社会学・人類学

「虚無を生むもの」と自我の病理

集団心理の暴走 ルサンチマンの多元性

前回に引き続き「ルサンチマンの多元性」をテーマに、今回は集団心理心理心理学、防衛機制、社会学の概念を用いて、カルトや宗教、そして集団の暴走現象などを考察しています。「ロヒンギャ虐殺」での人間の無慈悲さ・凄まじい残酷さは、もし間近で日常の中で...
社会心理学・社会学・人類学

「正しい人」の暴力性とルサンチマンの多元性

「ルサンチマンの多元性」をテーマに2回に分けて書いています。今回は主にヒトの「攻撃欲動」をニーチェ・フロイトと社会学と脳科学によって複合的に考察しています。 世界最大の悪は、ごく平凡な人間が行う悪です。そんな人には動機もなく、信念も邪心も悪...
社会心理学・社会学・人類学

共謀罪って危険?  排除型社会と多様性のパラドックス

今日は普段は「社会心理学・社会学」のカテゴリー記事の更新で、「共謀罪」と機能不全社会に関するテーマで記事を書いています。まず、法務省の「共謀罪」に関するページを紹介します。『「組織的な犯罪の共謀罪」に対する御懸念について 』より引用抜粋法案...
心理学総合

自己・パーソナリティの質(時間・空間)  癒しと調和の多元性

今回は、自己・パーソナリティの質(時間・空間)、癒しと調和の多元性がテーマです。今回は今まで使用した複数の概念をまとめているのと、その概念に基づいた個人的な考察、メモ的な内容がメインです。記事後半では、PDF(論文)、他関連外部サイト、動画...
心理学総合

創造性と相互補完関係   

〇 大村智先生の言葉 何か賞を取ろうと思って仕事をしているわけではなく、世の中の役に立とうと思って必死でやってきました 科学者は人のためにやらなければダメなんだ。人のためにやるということが大事面白いのが、2016年のノーベル賞受賞者の大隅氏...
社会心理学・社会学・人類学

歌と言葉と心 変わるもの変わらないもの  

今回の記事は前回のテーマも含んだ後編です。前篇 ⇒ 歌とリズムと旋律   型と創造性・全体性と要素還元まず先に、「成人後に事故で肩から下の身体機能が麻痺し、その後、口に筆をくわえて絵を描く画家・詩人となった星野富弘さんの詩」を二つ紹介します...
社会心理学・社会学・人類学

形而上と形而下の二項対立

宗教も活動家もイデオロギーも、結局は二項対立の中 で分離肥大化していくことで「劣化」するわけですね。「道徳の二項対立性」の複合的・多元的な構造(観念・生物学的な機能・文化的差異・バイアスなど)に関連するテーマは過去に書いているので以下を参考...
心理学総合

モラハラとポリコレ  マジョリティ 対 マイノリティとノイジーマイノリティ

人格障害のマニピュレーション(心理的操作)と、「幼子などに見られるクレーン現象」が共に「他者を操作する」ことは同じでも本質的には全く違うものであるように、「似て非なるもの」というのは多いですね。今回は、「マイノリティ」がメインテーマですが、...
社会心理学・社会学・人類学

直感と分析  集合意識の解離とボトムアップ型の社会変動

トランプ当選おめでとう。(形式的表現です。笑) 欧州連合(EU)離脱といい、世界はどんどん世論調査とか一般論・常識的な思考分析が外れるケースが増加していますね。これは政治だけでなく、気象の変化・自然災害を含め、個の犯罪などもそういう傾向が高...
心理学総合

うつと機能不全社会   大きな時間と小さな時間の中でありのままに生きる

機能不全化した「場」への過剰適応、そして自己肯定感を得にくい孤立社会における脆弱な個人、「決して個人の問題だけに完結できない社会・組織の悪化した状態」と、「決して社会・組織の問題だけに完結できない個々の心・精神の未成熟さ」の、内外の問題・力...
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