心理学総合

秩序と自然  閉じられた個人 / 開かれた個人

アメリカでよく懲役三百年とかそういう話を聴いたりしますが、併科主義による判決でそうなるわけですが、ギネス認定の最長の判決は「141,078年」だそうです。そして1972年、スペインで約4万通の郵便物を配達せずに自宅に隠していた男が逮捕され、...
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「悪の巧妙さ」 ありふれたものにみえるありふれてないもの  

「私たちは..」というような表現を嫌がる人がいますが、とはいえ案外「私たちは..」といえるような傾向性が「私たち」にはあります。サピエンスとしての類型、原初の思考の型、ミーム、防衛機制、バイアス、そして「それぞれの国、社会、集団のエートス(...
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再帰的併合操作  人と動物の言語と概念

今回は前回の記事の補足的な内容です。前回の記事「同一性と類型 差異と反復とアブダクション」の後半部で『人間と動物の言語的思考の差異として「アブダクション」と「記号の転移性」「再帰的併合操作」の三つの要素をあげましたが、「再帰的併合操作」に関...
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同一性と類型 差異と反復とアブダクション

今回は前半で「同一性と類型」、次にドゥルーズの「差異と反復」をアブダクションと認知言語学の「イメージスキーマ」という概念で考察し、後半では「オノマトペと音象徴」を中心に「言語」というものを考察しています。同一性と類型は別物です。同一性という...
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絶対矛盾的自己同一性を生きるということ

「絶対矛盾的自己同一」は西田幾多郎氏の概念ですが、今回は氏の哲学を掘り下げるわけではなく、これは単に矛盾的自己同一性を生きている人間の姿を考察したものです。故 坂本龍一さんは、「何かを嫌いつつもやはりそこに何かの力を感じとる両義性、矛盾にゆ...
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存在強者と存在弱者

少しだけ興味があるというか、「本人に聞いてみたいこと」のひとつに、「玉木宏さんは一夫多妻制についてどう思いますか?」という実にくだらない悪趣味な質問があります(笑)玉木宏さんはなんと答えるのだろうか?「あ~あの100人とか365日とかネット...
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美醜と快不快 「前提」に排除されたもの 

今回は「美醜と快不快」、そして「前提に排除されたもの」をテーマに考察しています。ではまず一曲♪ パガニーニ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 を演奏する吉村妃鞠さん、経験を経て年月を重ねてようやくわかるような精妙な質をこの若さで体得してしまうとは...
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「語り」と作用の逆説

世の中には様々な「語り」がありますが、今回は二人のジャズ界隈のプロの方の語りを参考にしつつ、そこから範囲をさらに広げて「語り」の作用の逆説的な力学をテーマに考察しています。「天才ジャズピアニストゆうこりん」さんは技術は高いんですが非常に口が...
詩・好きな言葉

坂本龍一と「桜の散るとき」

ここ数年で、私が子供の頃からよく知っている著名人が次々と亡くなり、時の流れと時代が変わっていく姿を感じます。ただ不思議なことに、よく見聞きした著名人でもその死を身近に感じる人は意外に少ない。驚いたのは坂本龍一さんの死だった。何が驚いたのかと...
心理学総合

「令和のプチ表現の不自由展」と存在の耐えられない軽さ 

「ファッションはアートか?」という問いが目に入り、そして様々な分野の人々によるその問いへの捉え方も一様ではないわけですが、以下↓のツィートをたまたま目撃した瞬間に思わず吹き出してしまい、強力な笑いの引力によって「ファッションはエンタメ」とい...
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