面白く、かっこよく、 セクシーに そしてたまに怖く

 

お笑い・ユーモアのカテゴリー記事の更新です。

 

「気候変動のような大きな問題に対処する時、それは面白くて、かっこよく、セクシーでなければならない」、とシンジローは語ったが、

 

それは「エンタメ」の手法においてはまぁそういう面もあるとはいえても、科学や人類にとって深刻な社会問題へのアプローチとしては余計な事にしかならないだろう。

 

しかし「グレタはまだ16だから」もっと弾けていいと思う。目力もあるしカリスマ性もある、その長所を生かしてエンタメを加速させてほしい。小難しいことは科学者に任せていればいい。

 

ここで先に、藤子・F・不二雄「カイケツ小池さん」に関する外部サイト記事の紹介です。「正義の暴走」を風刺した現代を予言するかのような漫画です。

 

 

「カイケツ小池さん」 より引用抜粋

(前略)
正義感が人一倍強い平凡なサラリーマン・小池生(32才)。
しかしいざ悪事を目の前にするとどうすることもできず、自らの非力さに苛立っていた。「ぼくに超人の力があれば……」

ある朝のこと。彼の身体は変わっていた。

物体を透視出来るX線眼、小突いただけでちゃぶ台をバラバラにするほどの怪力、そして空を自在に飛ぶことの出来る飛行力……彼が望んだ通りの超人的な力がついていたのだ。
(中略)

ある日、小池さんは勢いあまって痴漢をバラバラの肉片にしてしまう。罪の意識に苛まれる小池さん。「………………」

「フン!」「なんだってんだ!」「あんなやつが死んだからって、社会が少しでも被害をこうむるか?」「ダニはつぶすべし!」「神にかわって裁きをくだすのだ。」
(中略)
虫けらども! あんまりおれさまをイライラさせるなよ。」「その気になれば世界を破滅させることだって出来るんだぞォ!!」

– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)

引用元⇒ カイケツ小池さん

 

藤子・F・不二雄の漫画って社会の闇のようなものを描く時の独特な怖さ、イソップ物語的なものが感じられる時があって面白いです。

 

神も、神話も、その物語の中では神は怒ったらすぐ人を殺してきた。現代人は神よりずっと冷静で理性的だ。現実の人間は神よりも懐が深くよく助ける。

 

そして人間社会の刑法では、悪口を言われたとか信じなかっただけで地獄に落とすようなことはしない。地獄はものすごく長い期間、最大級の苦痛と拷問を受け続ける、人間界の死刑以上の過酷世界として描かれるが、

 

信じなかった、とか反発しただけで「そこに堕ちろ!」といってのけるその狂気的なまでの他罰思考は、「キングオブ不寛容」な愛なきハートである。

 

話を戻しましょう、「面白くて、かっこよく、セクシーでなけれならない」理論?から見た場合、グレタちゃんはやり方が中途半端、社会にパンチを入れるパフォーマンスであれば、もっと激しくヘビィメタルやらないとダメ。

 

ゴーンの映画化なんていうつまらないもの作る暇があったら、グレタちゃんの映画化が先だ。

 

映画のヒロインとしても迫力は十分に期待できる、いい仕上がりになりそうだ。正義のヒーローは徹底してヒーローのイメージ作りに没頭してほしい。躊躇はいらない、一切合切切り捨ててしまえばいい。

 

躊躇するエンタメなど見たくない。そこは現実を超えた世界だから。

 

まずは役作りで髪を紫に染め、アヴリル・ラヴィーンの『Bad Reputation』を入場曲で流しながら、国連に突然現れる。後は以下の動画の要領で進める。これが映画の参考プランAだ。

 

 

最後に大統領的人物の口に銃を突っ込んでこう吐き捨てる、「これは生きるか死ぬかの戦争だ!生ぬるいこと言ってんじゃねぇ、科学者の言うことを聞け、金髪クソ豚野郎!」

 

そして窓からドローンに乗って去る。とこれくらいのことをやらないとダメ。

 

さらにここからロシア大統領的人物を背負い投げ、中国総書記的人物に回し蹴り、北朝鮮最高指導者的人物に往復ビンタ、というくらいの暴れっぷりを、女優として映画内で発揮してほしい。

 

中二的パワーそのものは嫌いではなく好きだが、過剰で破壊的な幼稚さのむき出しにとどまるではなく、昇華していくことで、それはエンタメにもなれば、何かを一から始めるための根拠なき動力にもなる。妄想力、過激さ、それもまた生の一部。

 

ヒットガールは子供ながら、そのパフォーマンスは「面白くて、かっこよく、セクシー」という3条件を満たしている。

 

しかし「これはやりすぎだ」という世間様に映画製作側が折れて配慮してしまった場合、もう少し人間的なプランBを勧めたい。

 

まず中国に渡り、武術の達人から奥義を授かる。その後、国連に乗り込み、以下の参考動画の要領で進める。

 

 

 

大統領的人物に奥義の拳を打ち込んだ後、ドローンに乗って窓から去る、ここはプランAと同様だ

 

ザ・ブライドのパフォーマンスは「面白くて、かっこよく、セクシー」の三条件を満たしつつ、「情」も感じられる。

 

プランCも考えたが、「面白くなくて、かっこ悪くて、セクシーでなくて、現実的でバランスの良いシッカリした計画」だったので、却下することにした。

 

 

藤子・F・不二雄大全集 SF・異色短編の中に「わが子・スーパーマン」という作品があります。これもまた現代を予言する感じで深いですね、いや予言的なのではなくて、

 

元々人間は「正義」であればなんでもやっていい、になりやすい生き物なのでしょう。

 

「「わが子・スーパーマン」by藤子・F・不二雄 (20)」 より引用抜粋
大人が無敵の力を手に入れてしまえば自分の欲望のままに、悪い方へ行動してしまうかもしれません。
さて、純真無垢の子供ならどうでしょう。

「悪いことは許せない」という子供心が思わぬ方向へ、引き金を引いてしまうこともあるでしょう。
「子供の純粋な心」を角度を変えて見つめた恐怖を描いています。欲望に走る大人と、分別なしの子供の正義心どっちが怖いのでしょうね。

– 引用ここまで- (続きは下記リンクより)

引用元⇒ 「わが子・スーパーマン」by藤子・F・不二雄 (20)

 

 

 

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